蔵王のお花畑は素晴らしい！

6月27日（土）ー28日（日）

1日目：松戸駅5:30＝苅田峠10:16ー前山11:05ー杉ヶ峰11:24ー芝草平ー屏風岳12:58ー苅田峠15:10（泊）

2日目：苅田峠6:57ー御釜7:27ー熊野岳8:18ー地蔵山9:02ー苅田岳11:09=松戸17:00

誰も書かないので自分で書くことにした…

梅雨真っただ中の花見山行に集まったメンバーをはじめに紹介しておこう。花に覚えはあるが名前が出ないO、この花は知っていると言い張る女Ｋ、冬を超えると花の名前がリセットされるＢ、花の名前など聞いたそばから忘れるＹ（筆者）、こんなメンバーで花見山行を実施したことを読者の皆様お許しください。

しかし、山と花に罪はありません…それに免じてぐっとこらえてお読みください。

そうです、この物語は募集の段階から始まります。コロナ前から企画しており当初は８人の山行でした。ようやく緊急事態宣言が解除されてめでたく実施の運びとなったのですが、諸事情によりあてにしていた花のスペシャリスト達が次々と不参加になり、残ったのがこれ…　しかし、メンバーは花の知識には恵まれていませんが、持ち前の強運を遺憾なく発揮し曇天を勝ち取りました。（運も大した事ない）

さて、初日は芝草平を経て屏風岳を目指す南蔵王縦走コースの一部を歩きます。３つのピークをアップダウンしながら進み、こんな事だろうと予想して筆者が用意した『高山植物ポケット図鑑』を片手に花々を観察しながら、今回のハイライト芝草平に到着、一面に咲き乱れる花々と幻想的な池塘が一行を出迎えてくれました。しばらく花の回廊をめぐり、今夜の野営地に向かいます。

今夜の宿は某駐車場の休憩室、貸し切りで広々と利用できました。夕食はシェフＹが腕を振るい焼肉です。品書きは『牛タンのレモン塩、ポン尻のたれ焼き、生ソーセージ焼withマスタード、イナダのなめろう、タケノコの炊き込みご飯』一同、覚えたての花の名前を自慢げに話しながら楽しい夕餉になりました。

さあ、２日目の始まり今日はお釜と蔵王山（熊野岳・地蔵岳）をめぐります。お釜には多くの観光客が来ていて我々のスタイルが浮いて見えますが気にせず、筆者『さあ、百名山へ』…お花畑３人組『へ…熊野岳って百名山なの？』おいおい大丈夫か、読者の皆さん再び申し訳ありません…聞かなかった事にしてください。そんなこんなで一行は２日目も花の咲き乱れる遊歩道をゆっくり歩き、終点の刈田峠へ、皆が口々に『蔵王山は良かった』と健闘をたたえ合っている中、刈田神社の御朱印をもらってご満悦のＫ…　どうも最後まで山行目的の怪しい輩もいたが無事終了できましたことを喜び筆を置きます。