挑戦!Sea to Summit 海から登る筑波山
2024年5月25日(土)~26日(日)
リーダー:K田 メンバー:Y口、H村
※長距離なので長文です、お許しください※
1日目:大洗駅8時20分出発-大洗サンビーチ-鉾田市-茨城町-小美玉市-かすみがうら市の旅館19時45分(泊)
水戸に向かう常磐線の車窓から筑波山が見えてきた。近づいたのにまた離れていく。
大洗駅から歩き始め、ビーチに出た。潮干狩りやサーフィンの人々に紛れて登山ルックの我々は異質であった。
Sea to Summit、ここからスタート。
ずっと歩くとどうなるのか?歩いてみないとわからない。
田舎道をひたすら歩く。イモ畑にサツマイモ畑。コンビニもめったにない。人にも会わない。
やたらと鳥が鳴いている。田んぼにはサギやカモ。
休むところはないので日影に腰を下ろす。
~旅の者です。ちょっと場所をお借りします~
涸沼まで来て、やっと目指す山が見えた。
~どこかで美味しいものでも食べたいね。お店があったら入ろう~
~お店はないかな。まだないね。もう少し行けば街に出るかな~
~ファストフードでも喫茶店でもカフェでもいいよ。…あのお店はつぶれているね~
~何もないね。コメリだね。食べ物ないね~
突如現れた郊外のショッピングモール。食べるところはないが、ドラッグストアで痛みを和らげる薬やサポーターを購入。
運命の分かれ道がやってきた。
17時、そろそろタイムリミット。農村地帯の空き地で切り株に座る。
~そろそろタクシーを拾う?もう少し街に出ればタクシーを捕まえられるかも~
20時までには宿に着きたい。あと10㎞、到着予想時刻は19時40分。休憩したら20時には着かない。
~どうしましょうか~
歩けないことはない、と最年長Y口さん。Y口さんがそう言うのであれば、歩くしかない!
10㎞、巻いて行く!
親しみある国道6号に出た時はもう真っ暗だった。
足が痛い!我慢して歩く。
19時45分、宿に到着だ!
とりあえず食事だ。疲れた体にスルスル入るとろろがありがたい。
お風呂に入ってバタンキュー。おやすみなさい。
2日目:旅館5時30分-石岡市-つくば市-つつじヶ丘13時-筑波山(女体山山頂)14時15分到着
宿のネコちゃんが見送ってくれる。恋瀬川沿いに歩いて行くと目指す山が見えた。どんどん近づいて行く。
古い街道を行くと果樹園の並ぶ十三塚。まだ果実は実っていない。
なだらかな上り坂はかえって歩きやすく感じる。風返し峠まではカーブの連続。
~美味しいものが食べたいね。今日はどこかで食べようね。レストランの看板がある。やっているといいね~
常陸牛の店だった。旅の者にとっては贅沢すぎるレストランだったが、牛しぐれ煮のひつまぶしランチをいただき、しばしのんびりさせていただいた。
美味しいものを食べたY口さん、スピードアップして急坂を登って行く。
登山スタートはつつじヶ丘。やっと山登りが始まった。
目指すは女体山。若者や子供でにぎわっている。
山頂は混雑していた。証拠写真を撮ってもらいさっさと退散。海から登ってきた感慨に浸る間もない。
~疲れた体で下山は危険。ここからケーブルカーに乗りましょうね~
~わー、乗り物だ!景色が見える席がいいね~
…すぐに居眠りしちゃって、景色見てませんよ…
そういうわけで、Sea to Summit 海から筑波山、できちゃいました。
お疲れさまでした。足のマメや靴ずれが早く治りますように…
茨城の農村地帯や古い街道はとても味わい深いものでした。緑や花々、鳥のさえずり…豊かな自然に触れながらひたすら歩いた2日間でした。
“挑戦!Sea to Summit 海から登る筑波山” に対して2件のコメントがあります。
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本当にありがとうございました
ご飯食べるとバワー出ること、乗り物ってすごいこと、お水って美味しいこと、身に染みました
次は富士山かなー
無傷のY口さんが一番お元気でしたね!
歩いた距離61.3kmは、無意味(ム・イ・ミ)なんかじゃありません。