槍ヶ岳 北鎌尾根

行程
8月3日(土)
上高地バスターミナル5:30-横尾山荘8:20-槍沢ロッジ10:03-大曲-水俣乗越12:33-北鎌沢出会15:40(泊)
8月4日(日)
北鎌沢出合4:30-北鎌沢のコル6:45-独標10:57-槍ヶ岳15:45-槍ヶ岳山荘テン場16:11(泊)
8月5日(月)
槍ヶ岳山荘テン場6:20-上高地バスターミナル13:20

元山行部長のY氏と北鎌尾根から槍ヶ岳へ登ってきました。
雨男のY氏に至っては5年越しの達成、自分は3年越しの挑戦でした。
毎年夏には恒例の様に計画しては荒天で中止を余儀なくされ、代案で濃霧の大キレットや降雨の蝶ヶ岳日帰り等を二人で登ってきました。
ただ今年は例年と違い、自分は会社には勤めてますが自由度が利く立場となり、Y氏はハローワーク通いが仕事?になり計画日に余裕が出来た事が功を奏しました。
それでは北鎌尾根への挑戦です。

初日は天気も上々、梓川からの遠望も最高!

梓川沿いを気持ちよく歩き、ババ平のテン場へ。ここを起点に槍ヶ岳にアタックする登山者のテント群

水俣乗越から天上沢への厳しい下降と、どこまで続くんだ天上沢ゴーロ帯!
写真は余裕がありそうだが、既に23km(6時間)ほど歩いているので、ここからの大石ゴーロ帯の2時間はきつい!
その後、サングラスを忘れるという悲劇がY氏を襲う…

北鎌沢への取水と明日の下見を済ませ、だーれもいない北鎌沢出会いのテン場でやっと一息

2日目の早朝出発風景、既に30分遅れてる。大人の余裕ですね… 右の写真は北鎌沢右俣を2時間登坂中。大人の余裕はありません…

標高差650mを一機に登り北鎌沢のコルに到着、当初の3泊4日の日程であればババ平で1泊目、ここが2泊目のはずだった。
はるか彼方に独標が見える…

北鎌沢のコルからP8、P9天狗の腰掛を経て独標とりつき、逆コを越えて『さて…相談』このまま独標を巻くか? いやいや我々は岩沢分科会メンバーです。
チムニーをノーザイルクラミングで山頂を目指します。 心の声は「大人げない」と言っています…

やったー独標登頂!  おいおい…どこの写真なのかわんねーぞ


硫黄岳を挟んで左から鷲羽岳、水晶岳と素晴らしい景色です。 感動…来てよかった


これから行く遥かかなたの槍ヶ岳の威容が気持ちを引き締めます。
まだまだ、P11・12・13・14・15と気の遠くなるようなピークを越えてゆきます。
われらが分科会代表の宮田さんのアドバイス「とにかく稜線キープで迷ったら千丈沢側を巻け」を肝に銘じて先に進みます。

やばい雲行きが怪しい

漸く槍ヶ岳のとりつきへ、途中に懸垂ポイントが2か所ありましたが、時間の都合でノーザイルでクライムダウン「こ、怖かった」。さあ、まずはカニの爪を目指して進み、その後チムニーを2つぬけて山頂へ。

なぜか合羽を着てるふたり

山頂でガッツポーズ! 山頂には数人登山者がいたが、拍手喝さいは起こらず…写真の順番待ちをして漸くパチリ。

良い顔してるね~

最高の祝杯、達成感半端ない瞬間です。
この後、槍ヶ岳山荘のテン場に1泊して翌日下山。

北鎌尾根は、その美しい景観とともに、高度な技術と体力を要求される厳しいルートで、Y氏というバディに恵まれたことは本当にラッキーでした。
周囲の美しい自然に感動しながらも、一歩一歩に集中し、険しい道のりは時には恐怖を感じることもありますが、その分達成感は格別です。下山後は、体の疲労感とともに体重が4㎏も減少しており、改めて厳しさを実感しました。(最も2日後には元に戻りました)
槍ヶ岳北鎌尾根の登山を終えた後は、次の挑戦に向けてのワクワク感や、新たな目標を見つける良い機会にもなり、自分の限界を試し、自然の美しさを再確認するこの経験は、登山者として一生の宝物となりました。
by:チャットGPT

槍ヶ岳 北鎌尾根” に対して12件のコメントがあります。

  1. ぴよちゃん より:

    おふたりとも良いお顔で乾杯ですね!
    ChatGPTじゃないけど、一生の宝物のご経験です 
    おめでとうございます ⁠(⁠^⁠o⁠^⁠)⁠v

    1. cyan yama より:

      コメントありがとうございます。
      「歯の浮くようなセリフ」の文章はChatGPTじゃないと書けません…

  2. siva より:

    拍手かっさい。踏跡がいっぱいあってルートファインデイングが難しいと聞いてますが、初見で?

    1. cyan yama より:

      コメントありがとうございます。
      初見ですが、実行するまで長い時を要していますのでお勉強の時間はばっちりでした。
      ルートファインデイングですが、我々は稜線をほぼ外れずに歩きましたので、道迷いはありませんでした。
      但し、直登は体力とクライミグ経験がないと厳しいので、巻き道を利用するケースで踏み跡が沢山あるようです。
      道迷い遭難はそれが原因だと思われます。
      ただ、バリエーションなので無事に通過できた道が正解だそーです(笑)

  3. dragon より:

    WYさん、やりましたねー、おめでとう。うらやましい!

    1. cyan yama より:

      コメントありがとうございます。
      大先輩から賛辞を頂き恐縮です。
      自分もいつまで登れるかわかりませんが、元気なうちに挑戦したいと思います。

  4. トモキチ より:

    おめでとう御座います。
    常設テントが呼んでたと思いますが
    さすが誘惑に負けない、かっこいい山男!

    1. cyan yama より:

      予備役さん
      コメントありがとうございます。
      梓川の河川工事で小梨平は通らず河童橋を渡って右岸を通って明神にぬけましたので、その誘惑はかろうじて堪えました。
      いつでも門戸は開いてるので戻っておいで… ふふ

  5. gen より:

    素晴らしい景色有難うございます。Yさんハローワーク通いだとのこと、是非松戸近傍に勤務先が決まることを願っていまーす。「Yさーん カムバックー」映画シェーンのコピー使わせて頂きました。

    1. cyan yama より:

      コメントありがとうございます。
      ここだけの話、再就職する気ゼロのハローワーク通いですから…
      「俺の払っている保険料を返せー」って話ですね(怒)

  6. kinnikuman より:

    山頂で送りたかったけど、ブログ見て拍手喝采してました!!完走すごい!!

    1. cyan yama より:

      コメントありがとうございます。
      次は君たちの番だね…
      それまでにバディの体力を強化しとくように!!

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