憧れの裏妙義「丁須の頭」全員登頂!

【山行日】2025年1月26日(日)
【行程】旧国民宿舎裏妙技駐車場 8:10ー10:04 丁須の頭 12:54ー14:34 旧国民宿舎裏妙技駐車場
【メンバー】O田(L)、A原(SL)、I藤(SL)、T中、S井、T葉、Y城(外)、OK田(記)

1泊2日の「岩沢登り初め」に友の会メンバーとして参加しました。昨日の星穴岳空中懸垂に続き、今回の2つ目のハイライト「丁須の頭(1057m)」にいよいよ挑戦です。
昨年秋、東雲館に宿泊した際に、トンカチの頭を上にした奇岩の上に人が立っている写真を見て、「なんじゃこれは!」。旅館のご主人に「こんなところよく登れますね?」と尋ねると、「鎖を付けてあるから大丈夫よ。」との返事。
今日はいよいよ、大丈夫かどうかが試される日です。


旧国民宿舎裏妙技駐車場からの出発です。
丁須の頭メンバーは8名。木戸壁メンバー2名と途中まで一緒です。


舗装道路をしばらく行くと丁須の頭登山口です。


木戸壁グループと分かれたところから、籠沢に沿って登っていきます。
鎖場もところどころに現れます。


狭い岩の割れ目もあります。


ゴロゴロした大きな岩の間を行きますが、枯葉の量が半端ではありません。

登りもそうですが、降りは、この枯葉に悩まされます。
途中には炭焼窯の跡がいくつかあります。

最後の急登を抜け、いよいよ籠沢のコルを巻いて少し登ると、憧れの丁須の頭が見えてきます。

ChatGPTによれば、「丁須」とは丁字形の釘のことで、「丁須の頭」は、その頭の形に似ていることから付けられたようですが、絶妙な命名ですね。
それにしても、どの様な過程を経てこんな奇岩ができたのか不思議です。妙義山は、かつて海底であったものが地殻変動で隆起し、風化と侵食によって奇岩だらけになったとのことですが、自然のいたずらでしょうか。

最後の鎖場を登ると、丁須の頭の肩に着きます。いよいよこれから丁須のテッペンに登ります。鎖は掛かっていますが、最初の一歩目がオーバーハング気味で、ステップも高い位置にあるので、緊張を強いられます。
安全第一のため、O田リーダーがまずフリーで登って支点を作り、ロープをセット。その後、肩の位置でA原サブリーダーにビレイしてもらって、順番にテッペンチャレンジです。
他の登山者もおらず、松戸山の会の独占状態。天候にも恵まれ贅沢な岩登りになりました。
怖いと思ったら止めるようにとのことでしたが、さすが岩沢メンバー、友の会を含め全員めでたく登頂です。

S井さん、昨日の星穴岳空中懸垂に続き、喜びのアイサイン? いや、ピースサイン。

T葉さんの笑顔、素敵です。ただ、ここで立つのは風もあり勇気がいります。


浅間山も近くに見えます。浅間山の左側は黒斑山でしょうか。

T中さんも余裕の笑顔です。素晴らしい登りっぷりです!

憧れの丁須の頭、OK田も無事登頂、なんとか大丈夫でした。

I藤さんも楽々登頂です。

A原サブリーダー、寒い中での長時間のビレイ、ありがとうございました。

O田リーダーのかっこいい懸垂下降。
頂上の冷たい風の中での長時間のサポート、ありがとうございました。

全員の登頂を終えて、後ろ髪を引かれる思い(?)で帰路につきます。

数箇所にお助けロープを出しながら、安全に下ります。
岩と岩の間には、枯葉の吹き溜まりができており、鎖場よりも足の置き場に苦労します。
雪だと踏み抜き跡が残るのですが、枯葉ではそうともいかずに厄介です。ストックで座頭市(古い?)よろしく足場を探します。
暖かくなれば、枯葉の中で越冬していたヒルが出てくるそうで、妙義の枯葉には通年で悩まされそうです。

無事に登山口まで降りてきました。
ロープを担いで登っていただいたリーダー、サブリーダー、燻し銀のように影でサポートしていただいたY城さん、ありがとうございました。安心・安全に岩山を楽しむことができました。
また、「岩沢登り初め」を企画・運営していただいた関係者の皆さま、ありがとうございました。天気も味方し、妙義山の魅力を堪能することができました。
末筆ですが、怪我で参加できなかったAさん、早く良くなって、またご一緒できる日を楽しみにしています。

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