スパルタン Y氏
1/25(土)晴天無風
岩沢登り初めに裏妙義木戸壁右カンテルートのマルチピッチクライミングを計画して、ルート経験者のY氏に同行をお願いして登りました
旧国民宿舎裏妙義駐車場9:00ー木戸壁右カンテルート取付き10:00ー登攀開始10:20ー懸垂下降開始12:50ー駐車場16:00
メンバー 会員外Y氏・M藤
●登攀 難しい偶数ピッチはY氏がリード
1P目 M藤リード 取付きからちょっと登ると2本のボルトと大量の捨て縄の終了点あり。前日ボルダリングジムで登る練習をしておいてよかったと思った。
2P目 Y氏リード 最初は緩やかだけど右側に向かってハング気味のところを乗り越える。妙義特有のぼこぼこしたホールドが剝がれないか心配した。
3P目 M藤リード 松の木を目指して登る。テラスの左側が終了点で2本の木から支点を取ったが、その木がいまいち信用ならない木で、セカンドで上がってきたY氏に少しむっとされた。
4P目 Y氏リード このルートの核心ピッチ。テラスから右上してカンテをまわりこんでハング越え。スタンスがやや乏しくカンテは切れていて怖かった。
5P目 M藤リード 高度感はあるが階段状で、終了点にはわかりやすい看板があり嬉しかった。
●懸垂下降 3ピッチに切り、Y氏がロープを束ねて脇に抱えて先に降りる
・トップアウト~3P終了点 ロープダウンの時に落ちてきたロープが岩に引っかかりY氏が登り返して回収。トップアウト後早々にアプローチシューズに履き替えていたが、痛いクライミングシューズをまた履くことに。
・3P終了点~1P終了点 同じく岩に引っかかる。Ⅿ藤のロープの末端の結び目がちゃんと解かれてなかったという初歩的なミスが原因。だいぶ上で引っかかっており、懸垂支点のある松の木テラスまで2ピッチ分Y氏が登り返す。下降後再度ロープダウン。祈る思いでロープを見守っていたが無情にもまた岩に引っかかってしまった。木戸壁キライ!とY氏絶望の表情で2ピッチ分登り返す。いたたまれなくなったM藤、自分のせいではないと思いつつも なんかすいません…と謝り、がんばってくださーい!と下からエールを送った。
・1P終了点~取付き Y氏の引っかかりにくい柔らかなロープがあとで落ちてくるように順番を変えてロープダウンしたら一発OK! Y氏に笑顔が戻った。
合計5ピッチ分多く登ったことになるY氏、驚きの体力‼ 早い時間に終了して宿で乾杯してた仲間は、あまりにも下山が遅い木戸壁チームに艶っぽい疑いをかけていたようだが、岩場でイチャついてたのでなくイラついてたのである。
M藤の雑で遅いロープワークのせいでY氏には迷惑をかけてしまった。でも5ピッチ登って岩の上から眺めた妙義の絶景は、いつもとはひと味違った山の景色にみえ静かに感動した。練習してもっと上手くなりたいと思った。
冷静に安全に登らせていただきありがとうございました