新緑と水飛沫の心地よさに酔う 軍刀利沢へ

日程:2025年5月11日
コースタイム:矢沢林道駐車スペース7:00-軍刀利沢-軍刀利山13:00-駐車場14:50
メンバー  Y崎リーダー S慎 B理 I藤(記)

Y氏曰く、沢登りは日本独自の登山形態であると。
確かに日本の独特の地形が生み出す様々な沢の形、水流、滝、ナメ、岩の色形、そして苔や木々の美しさを妄想し、その雰囲気全体に包まれたいと思っていました。
そしてこの日山の会の沢デビュー。学生時代に丹沢や上越の初級の沢をノーザイルで何度か訪れた以外は、さすがに単独で行くわけにもいかず、何十年か振りの改めてのビギナーとして参加させていただきました。場所は南秋川の軍刀利(ぐんだり)沢、初級者のトレーニングに最適な、小ゴルジュ、連瀑、釜が途切れず続く遡行が楽しめるとあり、期待大です。

気合い入れてスタート&入渓

リーダー&大ベテランのY氏。最後尾で多くのアドバイスを繰り出してくれます。

先陣はSさん、軽快な動きと明るい笑顔で歓声をあげながら場づくりもうまい。

Bさんは伊藤新道でもスクラムを組み、不動神のような安定感。パワーもあります。

前半の小滝やゴルジュは気持ちよく通過。何度かローブやスリングを使用しての練習もさせてもらいました。

流れる水と新緑の美しさ!

 

場所によってSさんとYリーダーが適宜状況判断。

シャワークライムも楽しめる!ただ私は装備をケチったためかちょっと冷たくて寒い!

ほぼ中間地点で休憩、日も差してきた!新緑がますます映える。

中盤から岩のぬめりが多くなり、スリップリスクを考え10mほど続く滝は高巻き。この足場が酷く、かつ登攀指導されながらなので通過に時間を要します。しかしこの登りでのビレーやアッセンダーの使い方、横移動、そして懸垂下降などなど貴重な実践機会となりました。
そのあたりの撮影画像が無いのが、慣れていない、余裕のない悲しさ。

しかもロープと手元足元は泥だらけ。Sさん洗濯の手間かけます。

後半の大滝は岩のぬめりが悪くここも高巻き。足場脆く慎重に。

水流と周りの地形からだんだん詰めが終わり、そして軍刀利山頂上へ。
頂上はとても爽やかな風が流れていました。

 

沢登りは面白いです。渓相の多様さ、美しさに触れるだけでもまた行きたいと思いました。
まさに日本の山紫水明を体感できる場だと!

そのために必要な技術をさらに覚えるとともに、日々のトレーニングもしっかりやっておきたい。最近取り組んでいるTRXとマイブームながら数回しかできない消防士の腕立て伏せをもっとがんばろうと誓う次第です。
あと次はスケッチケット持参も検討したいな。あの躍動感は現場で描きたいものです。

連れて行ってくれた今回の皆さま、ありがとうございました!

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