2025 沢デビュー3人衆、最高齢更新 「毒水沢」
日本にはまだまだ人があまり踏み入ったことがない秘境や絶景があるんだと驚きの連続でした。
今回、リーダーにそういった場所に連れて行っていただきました。ありがとうございました。
登山道を登り、山頂からの素晴らしい景色を楽しむ、その達成感も半端ない。でも今回、初めてバリエーションルートを登り、沢を登ったその先には今までとは違った未知の景色が広がっていました。
【行程】 6/1(日)松戸03:20=06:40 草津温泉スキー場 天狗山第2駐車場ー草津白根山 毒水沢ー15:00下山
【メンバー】 L:O田、BR、I藤、O倉、S井、岡D、O崎
出発前、リーダーのレクチャーをみんな少し緊張気味に真剣に聞きます。
前日までの大雨から天気も好転してくるはずだったけど
小雨が降り始め、なんだか不安がつのる中、ぬかるみもなんのその7人衆は勢い余って入山。
5月に入って週末はことごとく雨模様、すべての山行が中止になってしまい、山に飢えていたメンバー達は誰一人、前日までの雨でも中止など疑いもしませんでした。リーダーは、そんな初心者たちのやる気をよそに、さぞ天候を心配していたことでしょう。
前日に体調不良者が出てしまい、リーダー1人で初心者3人、うち1人は自称ですが山の会、最高齢の沢デビュー
この時期、新緑がとても綺麗です。
1時間30分ほど林道を歩き、いよいよ入渓地点に到着です。
リーダー曰く、ここは初心者コースなので、ハーネス、スリング、ロープは不要。沢靴をAmazonで購入し、こんな格好でよいのだろうかと、疑いながらも沢を登っていきます。服装についてですが、沢登りでクールシャツはいけません。水に濡れて体が凍えそうでした。
いくつもの小さな滝を巻きながら登っていきます。道なき道を進む。川が道なのか、整備された登山道とは違い自然そのまま。
もちろんピンクテープなんかもありません。リーダーに渡された紙の地図のみを頼りに進んでいきます。
危険なところは、リーダーがロープを出してくれました。
意外と水は冷たくないけど、次第に雨が強くなってきました。すでに濡れているので雨もさほど気にならない。
湯気が出ているところは温泉が湧いていて、そこで手足を温めます。
毒水沢という名前ですがもちろん毒があるわけではありません。ところどころ硫黄の匂いが立ち込めており
温泉がわき出ています。生き物の気配はありません。魚ももちろんいませんでした。
けっこう、水の勢いも上流に上がるにつれて強くなってきました。
もうなんだかびしょ濡れです
- マイナスイオンを浴びています
- 滝に打たれて穢れた心を清めたい
- 最高で~す
- 笹を何本も束ねてつかみ慎重に足場を見つけて登ります
写真ではうまく伝わりませんが、土砂が崩落していて、よじ登っていくこともできませんでした。この二人は何を考えていたのでしょう。
「こんなとこ無理だよ~。早く寒いから引き返そうよ。」なんてね。
そしてココが、本日の折り返し地点となります。崩落していてどうにも前に進めませんでした。岩に9という数字が書いてあるところです。
後で調べるとちょうど沢の半分地点だったようです。リーダーの撤退の英断の後は、慎重に登ってきた沢を下ります。
沢下り?聞いたことないぞ。
少し降りてきたこの地点でしばし休憩、カップラーメンで体を温めます。
ここ、下から温泉が湧き出ているんです。みんな体が冷え切っているので、足だけつかっていても全身が温まりました。
引き返しの沢下り、上りの時よりも増水してきたような
むむむ、なんのポーズですか?ヨガインストラクター
沢を下るのは、上りよりも注意が必要です。濡れた岩を慎重におります
無事に下山後、「温泉入るぞ~、おー!」無事に下山できた達成感なのか、なんか楽しそうで―すね。
駐車場から徒歩10分、こちらの温泉は大人800円、とても広い露天風呂で気持ちいいのですが、洗い場がありません。
自宅に帰り再度シャワーを浴びる必要があります。でも、金曜日は混浴となるらしい。
普段の登山とは、一味も二味も違う新たな山の楽しみを教えていただき、山の楽しみ方が広がったような気がします。
リーダー改めてありがとうございました。不作な年と言われた我々ですが、同期としてとても勇敢で、頼もしかったですよ。
本格的な夏シーズンになったら、内緒の穴場にまた連れて行ったください。(O崎)記