石転び沢大雪渓
みなさん、こんにちは! katsuです。
今回は2泊3日の行程で石転び沢雪渓と朳差岳(えぶりさしだけ)の
縦走に行ってきました。
メンバーは、S井L、O田SL、A柳さん、katsuの4名です。
石転び大雪渓は、『山形県飯豊連峰にある大雪渓のことです。
温見平から梅花皮小屋(かいらぎごや)までの約2kmに渡り、
真夏まで残る雪渓は、登る際の体力と注意が必要です。
最大斜度44度という急登であることや、
コース名の通り石が転がってくる危険性があるため、
登山上級者向けコースといえます。』(山形会議のウエブサイトより)
登山口が遠いので、電車とバスを乗り継いで小国まで行き、前泊しました。
1日目はタクシーで飯豊山荘まで行く予定でしたが、
通行止めのため手前の倉手山登山口まで行き下車します。
飯豊山荘まで1時間ほど林道を歩きました。飯豊山荘はまだ開いていませんでした。
ここで準備を整え、登山開始です。
途中残雪や、山道が崩れていたりと、雪渓までのアプローチも中々の悪路でしたが、
斜度はそれほどなく、滑落しないよう慎重に歩を進めます。
梅花皮沢の出会いから雪渓が始まります。雪は多いのですが、
最近の陽気で、いたるところにクラックがあり、これを避けるために
何度か藪漕ぎをして夏道に上がったりして
石転びの出会いを目指しました。

大小の亀裂があちこちに

梅花皮雪渓の出会い(アイゼン・ヘルメットを装着し、準備します。)
梅花皮沢雪渓を歩くこと1時間
ようやく、石転びの沢の出会いに到着です。
ここから急に斜度が増してきます。

石転び沢の出会い(先行する3人の左奥が大雪渓です。)
石転びというだけあって、至る所に落石があります。
雪渓の落石は音がしないので常に上を注視して歩くのですが、
ここはでは落石が、雪が付いていない山肌とぶつかったり
石と石がすさまじい音を立ててぶつかったり、
かなりの迫力です。
雪渓の途中ではかなり大きな規模の落石があり、
身の危険を感じました。
こんなに大きな落石は初めての経験でした。

草付きで小休止。この後、雪崩のような大規模落石発生
雪渓後半は落石の危険性は下がりましたが、かなりの斜度で結構な高度感があります。

黙々と歩を進め標高を上げていきます

雪渓の終点が梅花皮小屋です。 ようやく屋根が見えました。
何とか無事に登り切り、小屋に到着です。

小屋の前で、飯豊連峰をバックにパチリ!
水場も近く、前日は満員だっという小屋も今日は日曜日で我々の貸切状態です。
さっそく宴会開始です。

まずは、缶ビールで乾杯!

今日の夕食はキムチ鍋です。
2日目は稜線をめぐり、お花畑を堪能します。
私は花に興味は余りないのですが、それでもこんなに大々的に
至る所で咲いていると、感動を覚えます。

お花の間を降りていきます。

稜線上、至る所に花畑 お花がいっぱいでした。
今夜泊まる、朳差小屋(えぶりさしこや)には水場がないので、
今日、明日の行動水と調理水を途中の頼母木小屋で調達します。
ザックはかなりの重量です。
ヒイヒイ言いながら、山行再開です。
それでも夕刻、何とか朳差小屋に到着。
今日は我々以外に3名の登山者と管理人さんがいましたが
2階は貸切状態。4人で広く使います。
お酒は残念ながら前日飲みすぎて、あまり残っていません。
それでもチビチビと酒を飲みながら最後の夜を楽しみます。
管理人さんはぱっと見、恐そうなおじさんでしたが
非常に親切な方で色々お世話いただきました。
ありがとうございました。
3日間とも非常に良い天気で、特に最終日は好天で
気温も上がりました。
僕は暑さにやられてしまい、下山時には、メンバーの皆様に
非常にお世話になりました。感謝、感謝です。
久しぶりの重量ザックを担いでの、2泊の縦走でしたが、
雪渓歩きとお花を堪能しました。
僕はようやく東北の第1座目をゲットです。
メンバーの皆様、ありがとうございました。