イワナが釣れる小田倉沢、津室沢
山行日 2025年6月12日~13日
参加者 SS、MM、RY(会員外)、TY(筆者)
今回は皇海山の麓、足尾にある沢に行ってきました。
泙川(たにかわ)本流に入渓し、小田倉沢に入り沢泊して、2日目に津室沢を下降して戻る、歩行距離16.4km、標高差1630mと沢としては長く懸垂ポイントの多い沢でした。
- まずは入渓でパチリ
- 沢泊は思いのほか荷物が多い(涙)
- ザックが歩いてる(笑)

新緑の中の美しい簾滝ですね
- 滑めを歩き
- 小滝を超えて行く
シャーワークライミングにはまだ気温が低いのと、みんな大きなザックを担いでいるので、無理せず巻き巻きで登ります。
途中、熊の食事跡を見つけて一同「こうはなりたくない」と恐る恐る通過…

おそらく熊が木の中の昆虫(幼虫)をかきだした跡
今日は早めに幕営地を探して、多摩川近辺の鮒や鯉に恐れられている、自称「多摩川の鮒キラー」の会員外がイワナを狙って、買ったばかりの竿を出す予定です。
かわいそうに、S子が竹串や骨酒用の日本酒を用意してプレッシャーをかけまくっていて、後には引けない状況である(笑)
いざ釣行!! と意気込んで竿を振るが直ぐに糸が絡む… 絡むと老眼で修復ができない。
自分が見た限り釣ってる時間より糸と格闘してる時間のが長い! 見かねたLDが市販(370円)の釣り堀セットの仕掛けを渡すとあ~ら不思議(笑)

よっぽど嬉しかったんだね
この後はたて続けに4尾を釣り上げ、出たセリフが「これ以上は自然保護の観点から勘弁してやる!」です。先ほどまでのプレッツシャーはどこえやら
- 早速焚火で焼く
- メインは焼肉
- さぞかし旨かろう
骨酒を飲んで、釣果の自慢話を100回聞いて夜は更けてゆきまた…
さあ2日目です。
前日の疲れが残り、体は重いが今日は津室沢に入れば下降だと思いなおして出発。
2日目も終盤を迎えて、沢の様相が変わり滝が増え、高巻きや懸垂の連続となりました。
もう全員がうんざりです。
- ヤバイ所はロープを出して
- 荷物で体が振られる!
- この後M藤は落ちる

懸垂下降が多すぎでしょ
美くしい渓流や豊かな森林に囲まれた中で、イワナ釣りを楽しむことで、自然の恵みを直接感じることができました。
釣りの後は、焚火を囲んで調理したイワナを塩焼きし、焚火の炎を眺めながら、気心の通じた仲間と心地よいひとときを過ごすことは沢登の醍醐味です。同行の皆様、楽しい山行をありがとうございました。
PS. 脱渓後の林道歩き1時間半は「心地よいひと時を過ごした」方々と思えない愚痴の垂れ流しでした。 ん~なんでかなぁ