槍ヶ岳 4日間
【メンバー】
M津(L)、T、S木
【行程】
8/8(金)新宿(あずさ1号)7:00=9:38松本10:10=10:40新島々10:50=11:55上高地BT12:35ー13:30明神13:45ー14:35徳沢14:45ー15:45横尾山荘(泊)
8/9(土)横尾山荘4:20ー6:16槍沢ロッヂ6:45ー7:20ババ平7:35ー10:50坊主岩小屋11:06ー11:51ヒュッテ大槍(昼食、宿泊手続き、休憩)14:00ー15:02槍ヶ岳山荘15:37ー16:31ヒュッテ大槍(泊)
8/10(日)ヒュッテ大槍6:08ー8:45ババ平8:55ー11:55横尾山荘(泊)
8/11(月)横尾山荘6:48ー9:00明神橋ー10:00河童橋(食事)10:30ー10:55上高地BT12:00=13:56新島々14:35=13:56松本(あずさ74号)14:06=16:32八王子
8/8~8/11、槍ヶ岳を目指して北アルプスに行ってきました。
8/9、山行部長にアドバイスをいただき、早朝に出発。ヘッドランプ使用の山行は初めてでした。
何度も道を確認しながら進みます。
ババ平を過ぎ、本格的な登りが始まると素晴らしい景色が広がりました。
雪渓も残っています。「これが北アルプスか~」
槍ヶ岳が見えてきました。
キツイ!息が切れます。そんな時に、
ヒュッテ大槍に到着。早く出発したので時間の余裕がありました。
食事をして体調を整え、明日行く予定の槍ヶ岳山荘まで行ってみることにしました。
登っている人達が見えます。かなり渋滞しているそうで90分以上はかかると言われました。ガスも出てきて寒くなってきました。
登って降りてヒュッテ大槍まで帰る時間、1日歩いた後の体調などを考えて、今日はここまで。明日の朝、天候が良ければもう1度トライすることになりました。山小屋までの帰り道、近くにいた男性が足を踏み外したのか滑落し、怪我はないようでしたがヘルメットが外れてコロコロと下へ転がり、ご本人も元の道に上がることはできず、腰を落としたままズリズリと下の道まで降りていきました。感じている以上に斜度がきついのだと思い、集中力が切れそうな時間帯でしたが気を引き締めました。
8/10 朝から雨です。山小屋で出された情報では風速10~20Mとあります。この風と雨の中を下山するか、もう1泊ここに留まるか考えました。Mリーダーは夜中のうちから考えていて、バス、電車も予約済ですし、もう頭がパンクするくらい疲れたのではないでしょうか。山小屋内は寒かったので、寒さも警戒しました。安全第一で留まる方向に傾いていました。そこへ、長野県山岳レスキュー隊の方が見回りにきて、「ここに留まることができるならそれもいいかもしれませんね。ただ稜線でなければそこまで風は強くない。明日の方が雨は弱まる予報だが、水が流れてしまって登山道は明日の方が歩きにくいと思われます。」とのことでした。そこで、予定通り本日下山することとしました。
途中、沢が増水していて足の置き場がなかったり、道が水浸しで泥の中に足を突っ込んだりしながら、必死に下山しました。靴下も靴の中もビショビショ。(今もなんだか変なにおいがします)
無事、横尾山荘に到着。山荘は今日の山行を中止した人でごった返していました。そこで受付時間を予定より早め、順次室内に入れる対応をしてくださいました。
この夜、この山行初めてのカンパーイ🍺
明日はもう帰るだけと思っていたのですが・・
8/11 雨のため明神から先通行止め。迂回します。
上高地近くに熊がでて、警察の方が歩行の制限をかけていました。
「熊は車道の方に移動しました。今なら大丈夫です」と地元自警団の方の誘導に従い、再び歩きだしました。熊鈴だけ鳴らして、大きな声で会話しないようにとのことでした。
そして、雨のせいか河童橋空いているな~と思っていたら、バスが運休していました!
ただ予定時刻より前に臨時便がでていて、急遽それに振替の形でバスに乗ることができました。
上高地から槍ヶ岳までの登山道はとても整備されており、深い段差にならないようにこまめに石が敷かれていました。そして、長野県山岳レスキュー隊、山小屋の皆さんの安全・危険の予防のための取組みが徹底していて、常に新しい情報が発信されていました。
今回の山行に向けて、たくさんのご指導をいただいたことにお礼申し上げます。
S木誠さんからは、三点支持、梯子を上る時の注意点を教えていただきました。これからの山行に活かしていきたいと思います。
N宮さん、初めての3000Mの山行に向けて負担の少ない山行計画を立てくださり、今回一緒の山行はかないませんでしたが、山行終了まで常に励ましとアドバイスを出し続けてくださいました。
また、山行部はじめ、たくさんの方にご心配をおかけいたしました。高度が高く、体調不良や事故が多発している山域の山行の実施には細心の注意が必要であることを学びました。
最後に、有事に備えて大型バッテリーなど入った重いザックを背負って(15㎏はあったのでは?)リーダーを担ってくれたMリーダー、ありがとうございました。ゆっくり休んで心と身体の疲れをとってください。
“槍ヶ岳 4日間” に対して1件のコメントがあります。
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Tさん、Sさん、本当にお疲れ様でした。
目標の一つ”安全登山を完遂すること“のとおり、怪我、病気等なく全員無事に下山できてホットしたところです。
前日(9日)の段階で、延泊の事前予約までしましたが、当日早朝に県山岳遭難防止常駐隊員の方からアドバイスを受け来た道を戻りながらゆっくり撤退しました。結果的に吉と出ましたが、山の怖さをあらためて感じました。
その一方で想像以上の北アルプスの雄大さ、均整のとれた槍ヶ岳、槍の穂先などには大変感激しました。今回はメンバーの体調を勘案し、槍の穂先を極めることは断念しましたが、また、新たな目標が出来た次第です。
また、今回の山行の実施に当たって、いろいろな方から多くの励ましのお言葉をいただきました。
特にS誠さんからは特別にトレーニングのお誘いのメールをいただき、3人揃って浦和エナジーでご指導いただきました。本当に心から感謝したいと思っています。
そして計画を策定し、直前まで様々なアドバイスをいただいたN宮総合リーダーには大変ご心配をおかけしました。今回の山行が3人の更なる意欲と成長に繋がったのは間違いありません。今後もご指導のほどよろしくお願いします。