岩沢分科会 秋合宿大いに盛り上がる! 十二ヶ岳
9月20日 山梨市クライミングジムでトレーニング ~河口湖近辺泊
9月21日 十二ヶ岳にて外岩トレーニング
参加 Yリーダー、S、M、C、O田、A、S子、O倉、K、I(記)
「岩沢合宿」 この響きに条件反射的に心が躍る。しかしこの週末は悪天のため当初予定の小川山登攀は中止で残念。しかしながらリーダーが十二ヶ岳と宿の手配を含めた再提案を出してくれて、10名全員が賛同して実現の運びとなる。リーダーの機転と参加メンバーの結束感に改めて感銘と期待が高まるのである。
初日は明らかに天気が悪いため、山梨市にあるクライミングジムでリードの練習に取り組む。
練習はキライ? でも果敢に課題をこなすYリーダー。
レジェンドSさん、Mさんともに一般の年齢からは考えられない身体能力!
壁は久々というKさん。終始にこやかに、ただ経験値は抜群。
S子さんの身のこなしはやっぱり軽い!すごい!
O倉さんのガッツもすごい。時間をかけても確実に攻略!
それぞれ取り組むが、手前Aちゃんの軽快な動きはとても参考になる!
その後移動、風呂と買い出しを経て今日の宿へ。リーダーが見つけてくれた貸別荘一棟はとても広くてくつろげる空間、しかも破格の値段であり、手配力の凄さに皆唸る。しかし部屋のランクは一律ではなく、部屋割りは必ずしも年功序列ではないシビアな采配もあった。
O田&Aコンビ、S子、O倉が中心となり、手際よく準備してくれる。頭が下がります。
レジェンドSさんも、男子厨房に立つ!
狂喜しながら皆揃って乾杯!
O田さんが用意してくれたメインのもつ焼きは鹿角からわざわざ調達してくれた辛味噌ホルモン。その他に会津のひやおろしや納豆の珍味など・・・ 岩だけでなくすごい人だ。
O倉さんのブルスケッタやスパサラも、当日買った甲州ワインと最高のペアリングとなる。
レジェンドSさん特製の茄子のチーズ焼きの振る舞いに、ご満悦のK氏。
豪勢な手作り料理が所狭しと並び、そして夜が更けても歓声と、熱い議論が飛び交う。
そして翌朝は、徐々に天気が回復してきた。
朝ごはんも用意してくれてみんなで囲む。炊き立てご飯のおにぎりやあさりの味噌汁が沁みる。個人的にS子さんの粒山椒のきゃらぶきがとても美味。
十二ヶ岳の岩場は宿から近いが取り付きまではそれなりに登る。そして準備。
今回は都合4カ所にトップロープを設置する。リーダー、O田っち、Aちゃん、S子さんの実力派4名で設置してくれるが、その後攀じてみて、改めてトップロープを張る難しさと大変さに頭が下がる。実力もだがリスクを充分理解していないとなかなか出来ないと思った。
ロープを張りに行くリーダー、O田さん
そしてそれぞれが登攀開始。メインの3つは大きな壁に隣り合わせのコースとなるが、レベル的には5.9。しかし経験の浅い私には、ジムの5.9とははるかに感覚の違う難しさである。ガバホールドは少なく、指先が変則的に掴めるだけで、この状態で体を持ち上げて大丈夫か?そもそもつかめる手がかりも少ないと、かなり焦りながらの登攀であった。(実際ジムと外岩では2グレードくらい違うらしいが)
しかし皆、果敢に取り組む。
レジェンドMさん、長く壁に取り付く労力は相当のものだが、見事にクリア。
Cさんもダメだとぼやきつつも仕切り直し、これも見事に上まで完登する。
S子さんは外岩でも軽快だが、体重差ありながらのビレイも絶対の安定感。
レジェンドSさん(一番上黄色シャツ)も登攀とビレイで最も岩滞在時間が長かったのではないか。
O倉さんと私も難しい部分で隣り合わせつつ、お互いエールを送る。
岩壁から望む西湖。富士は少し隠れてました。
刺激的な2日間でした。手応えのあった部分とまだまだ覚える部分と、これからもさらに実力をつけたい次第です。リーダーはじめ皆さまに本当に感謝、岩沢メンバーの団結力を感じました。初日の夜も更けて、先輩方がかつて数人で細々と繋いできた岩沢の時代からすると、だいぶにぎやかになったと感慨深く言われていたのが印象的でした。その一員として今後も楽しく安全に取り組みたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。