伊藤新道行ってきました。渡渉は童心だ!
【工程】
9/27 高瀬隧道入口6:00-湯俣温泉登山口7:10-名無避難小屋7:35-湯俣山荘8:40-晴嵐荘9:07
9/28 晴嵐荘5:17-山の神5:45-第2吊橋跡8:04-第3吊橋跡8:15-第5吊橋跡10:00-展望ポイント12:00-庭園13:40-三俣山荘14:45
9/29 三俣山荘4:40-双六小屋6:55-弓折乗腰8:10-鏡平山荘8:50ーわさび平小屋11:25-新穂高温泉バス停12:36
【メンバー】 O田、I原、S藤、k志田(記)
その1 伊藤新道にて新道と聞くとワクワクする
晴嵐荘にて、だべりんぐの中でI原さんが「伊藤新道、新道と聞くとなぜかウキウキします。新道を歩きたい」と。確かに新道という言葉を聞くと、なにか新しい玉手箱を開ける鍵なのかな。
まずは新道を探してみよう。晴嵐荘から伊藤新道と、同じく晴嵐荘から裏銀座縦走路に合流する竹村新道があります。この近くには読売新聞社が実施し1996年に開通した赤牛岳からの読売新道、笠ヶ岳への笠新道、大天井岳から槍ヶ岳への喜作新道が。また、北アルプス朝日岳から日本海までの栂海新道(つがみしんどう)があり、奥秩父では甲武信ヶ岳への徳ちゃん新道がありました。新道、まだまだあります、I原さん行きたくなったでしょうか?。
伊藤新道の伊藤さんはどちらの伊藤さんですか?。調べた結果、三俣山荘の初代主人の伊藤さんが1956年に雲ノ平への最短コースとして開通したそうです。時間の経過とともに廃道となるが、伊藤さんの息子であり三俣山荘の現オーナーの伊藤さんが2023年に再開通したとのこと。素晴らしいです。再開通したことで我々も楽しむことができました。感謝、感謝です、伊藤さんに感謝です。
その2 渡渉はとても素晴らしい、渡渉は童心だ!
何年か前に、北海道の百名山を一気通貫で登った際に、幌尻岳をなんとなく一気通貫のままで登って来ましたが、とよぬま山荘の登山前夜に、周りの人から渡渉があると聞かされ、持参した川靴(川です)で行こうと考え、移動のバスの中でヴィデオをみながら渡渉の方法を確認し、数名のグループのリーダー的になった、ここを歩く、ここをこうやって渡る、ここには、なんとかサンショウウオがいますなどして、幌尻山荘まで往復したものでした😁😁。
改めての伊藤新道で、岩沢分科会の沢の達人さんたちの足手まといになってはいかんと、計画書を読み返し、ウェア、沢靴、その他いろいろなあん不明なギア等をインターネットで言葉を調べ、アマゾンでこれかなと思われるものを調達して、一応は格好つくように、マリンシューズ、ラッシュガード、沢用手袋、ランニング用のサポートハーフパンツを着込むことができました。本当にこれで良かったのか??。
面白い、素晴らしい、渡渉はとても楽しかったです。嵌りそうです。子供が雨上がりに、雨傘を広げて、長靴をはいたまま、水たまりに入る気持ちが理解できました。そうだ、これが童心に帰ることだ。渡渉は童心だ!!。
その3 折角登ったのに縦走しないの
渡渉終了後にやっと登山靴に履き替え、頂上に向かって登山開始(渡渉は登山ではないのでしょうか?。いえそうではありません。渡渉開始時点で1420m、渡渉終了時点で標高約1800mで、この間400mほど登っています。立派な登山です)です。途中、右手奥に野口五郎岳が見えて、左裏に槍ヶ岳と北鎌尾根が見えてきた。S藤さんは、北鎌尾根見えた、北鎌尾根登りたいの北鎌尾根歓喜節。さらに高度を上げると、もっそりとしたい双六岳が、また、ピラミッド型の三俣蓮華が、最後に紅葉した山肌の上に鷲羽岳がみえて、やっと鷲羽岳の分岐に到着です。普通では(私としては)、ここからが山頂を目指す本格的な登山開始ですが、今回は復活した伊藤新道を歩く、復活していただいた伊藤新道をあるかせていただける喜ばしい山行ですので、分岐をそのまま鷲羽岳へ登らず三俣山荘で休むこととなりました。さらに明日は下山です。折角登ったのに縦走しないの。
鷲羽岳登れば、黒岳(水晶岳)の絶景が、黒岳(水晶)に登れば、先に赤牛、西に薬師岳の巨大カールが、その下に雲ノ平が広がっていますよ、見えますよ。南に目をやると黒部五郎がにそのカールを包むよう、さらにのっそりとした笠ヶ岳の頂が手に取るように見えますよ、すぐに登れますよ。折角ここまで来たのに縦走しないのですか涙涙涙。
その4 雨風も楽しい
最終日の雨風は予定通りです。夜中の11時ごろに雨と風が山荘を打ち付ける、0時ごとに一旦風がおさまるが、2時ごろはまた騒がしくなる。4時30分出発のために、3時30分起床し、昨日のラッシュガード下を登山服の代わりとし、ぬれても快適にバスに乗ために、登山ズボンはビニール袋に入れて温存する。O田さんとS藤さんは靴を温存するために、沢靴で下山するとのこと。全ては下山後に風呂に行き、きれいな体(I原さんの言葉を引用)と乾燥した服を着用し、帰りのバスの中で冷たいビールを飲むために。案の定、登山道は雨水の川、滝となって、昨日の高瀬川渡渉の再現の中で、靴の中は水びたし、強風にふらつきながら、双六山荘へ向かう。O田さんをかなり速度を上げるが、時間の短縮はままならず。雨のなか双六山荘の軒下で朝飯を、鏡平山荘では穂高の山肌をみながら、軽い昼食をとって、お風呂だ、ビールだと騒ぎながら、無事にわさび平小屋へ。ここからの山道がまた長く、やっと新穂高温泉バス停に12時30分に着した。バスは14;00発なので、ゆっくり温泉できれいな体(再びI原さんの言葉を引用)になって、バスに乗り込む準備として、ロープウェイ下駅構内で飛騨牛のコロッケと冷たいビールを買って、無事新穂高雄山バス停を出発し帰路についた。楽しい山旅でした。
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カモさん「新道」色々行きたくなったよ!!!
せっかく登ったのに
たしかに、下山しちゃって悲しかったね(>_<) でも沢の水は綺麗だったし、一緒に行けて嬉しかったです ブログありがとうございました