富士山と山中湖の絶好の展望台~三国山から鉄砲木の頭~
12月6日(土)忘年山行1日目
松戸5:42=代々木上原=新松田/松田=御殿場/バス=籠坂峠9:23着 9:30発―アザミ平10:35ー大洞山11:10ー楢木山ー三国山12:50ー三国峠13:10-13:30鉄砲木の頭13:45-14:05パノラマ台14:15ー山中湖平野バス停14:55
メンバー;W田E(L)、Y 田(記)
三国山ハイキングコースの入口は何としーんと静まり返った墓地の中。連日のクマ出没の報道でビビっている私たちは、熊鈴とおしゃべりで「どーぞ熊さん出てこないでね」と念じながら出発。ところが歩きだしてすぐ、登山道の脇の木に熊の爪痕を発見、ぞぞっとしました。

しばらくは木立の中のU字溝のような細い道が続きます。穏やかな登り道をカサカサと落ち葉を踏みしめながら歩くのは気持ちいい。アザミ平に着くと広々とした大地が広がり、展望もひらけて下のほうに山中湖の青い湖面も見えます。フジアザミが生えてないかな~と探しましたが見つかりませんでした。
だんだん傾斜がでてきて、ブナの木が目立ち始めると大洞山に着きます。風が出てきて寒~い。指がかじかみ震えそう。急いで脱いでいた服をすべて着てお昼休憩をとりました。大洞山を下り楢木山へはけっこうな登りですが、美しいブナ林に目を引かれます。

ブナ林が美しい
三国山の頂上は、ここが頂上?と思うほどあっけなく着きました。名前のとおり神奈川・山梨・静岡の三県の県境になっていて、このコースの最高峰です。スタート地点の標高が1,100mで三国山が1,343m。アップダウンも少なくブナなどの樹林の美しさや展望も楽しめて、暖かい日であれば陽だまり山行にはうってつけの山といえます。
でもここから三国峠に下る道は結構急です。斜面が広いのでピンクの印を見失わないように下らないと、枯葉で道が隠れていて道迷いしそう。下りきった広い駐車場が三国峠。車で来てここから三国山とこれから私たちが行く鉄砲木の頭を短時間で往復する省エネねらいの人たちもいるようです。


三国峠からは登山道はがらっと急な直登コースに変わります。距離は短いけれど、ざらざらした砂のような地面なので滑り落ちそうなほど。ハアハアしながら頑張るとパーッと視界が開け、鉄砲木の頭に着きました。富士山と山中湖の雄大な景色が私たちを待っていてくれました。雲で時々一部が隠されてしまっても、それでも十分見応えがあります。今日一番の人気スポットで、賑やかな子どもたちと大きなワンちゃんも連れた家族連れと一緒になりました。実はこの絶景が見たくて私はこのコースに参加したのです。


もっとゆっくり景色を味わいたいところですが、バスの時間もあり平野のバス停めざして下山です。私の頭が隠れるぐらいの高いカヤトの中を進みます。周りが見えず、まるで迷路の中を歩くよう。少し遠まわりしましたが無事パノラマ台に着ました。最後の富士山と山中湖の景色を楽しんでから、30分近い車道歩きの末に平野のバス停に到着です。忘年山行に参加でき、素晴らしい富士山と山中湖の絶景を楽しめたことに感謝でいっぱいです。企画実行していただいたリーダーと山行部の皆様、どうもありがとうございました。


