マイナス20℃!極寒地獄の仙丈ヶ岳

[工程]2025年 2月21日~23日
21日 松戸9:00=新山ふるさと体験館15:00
22日 新山ふるさと体験館4:00=柏木登山口5:00 - 松峰小屋分岐9:50 - 丸山谷ノ頭11:50 - 仙丈小屋15:45
23日 仙丈小屋7:30 - 仙丈ヶ岳8:10/8:20 - 丸山谷ノ頭10:15 - 松峰小屋分岐11:40/11:50 - 柏木登山口14:55
[メンバー] L: Y崎、S藤、A原、O田

当初は五竜岳に登る予定でしたが、タイミング悪く寒波が日本列島を覆っており、日本海側に大雪を降らせている。
北アルプスの五竜岳は山行予定期間は3日間とも雪予報。
昨年も五竜岳を計画しており、それも天候が合わなかったためリベンジ山行の予定でしたが、今年も実行ならず。
計画はまた来年に持ち越しとなりました。

さて、ではどこに行こうかと?南アルプスならば天気は良いらしい。
ということで、厳冬期に行ったことのない仙丈ヶ岳へ計画変更することになりました。

もともと2泊3日の予定だったため、初日は前泊して行くことになり、Y崎リーダーがなんとも素敵な1棟貸しの宿を予約してくれました。

大きな囲炉裏のあるリビングに調理器具のそろった台所。
こんな素敵な田舎風民家の宿で焼き肉とおでんを、たらふく食べました。
もう、ここに泊まりに来ただけでも、旅行だったら大満足です。
12人までOKらしいので、次はもっと大人数で来たいですね。

翌朝、柏木登山口を5:00に出発。
今日一日の行動予定時間は約10時間。登山口から頂上までの標高差は約1800mとロングコースの予定。

序盤から中盤の6時間くらいは、ただただ樹林帯を歩くコース。
しかし、過酷なコースの割には登山者も多く、踏み跡はしっかり着いており迷うことはなかった。

後半の約4時間は、森林限界に出るまで急登が続き、森林限界を出たあとは岩と氷のミックスで風も強く、時折ガスって見通しも効かなくなりました。
この後半はあまりにもキツすぎて、写真が一枚も無いくらい(笑)
そして4人とも、ほうほうの体でなんとか仙丈小屋にたどり着き、「やっと休める~」と安堵して小屋に入ってものの、寒い!寒すぎる!
入った小屋の温度は、なんとマイナス20℃!
あまりの寒さに休息どころではない。とにかく暖を取らないと死ぬ!
即座にダウンを着込み、マットとシェラフを出して、食事後は宴会どころではなく、早々に就寝となりました。

夜半まで外ではゴーゴーと風が唸りを上げていましたが、翌朝、外に出てみれば素晴らしい快晴!
昨日までの極寒地獄が白い天国に変わっていました。

小屋から少し上がると、昨日はガスって見えなかった甲斐駒ヶ岳がはっきりと。
そういえば、Y崎さんとS藤さんは、前の週に甲斐駒ヶ岳に登ったんだっけ。2週続けて南アルプスの主峰とはお疲れ様です。

そして山頂までのビクトリーロード。
3033mの頂きはすぐそこまで。

ついに登頂!仙丈ヶ岳3033m到達です。
ここ最近、私(O田)は雪山の山頂を踏めずに撤退続きでしたので、すごく嬉しい。
しかも、厳冬期の3000m峰は2座目。

山頂からの眺望も最高でした。

苦労して登った山頂が名残惜しいですが、長居は出来ません。
また長~い道のりを下山します。

昨日はガスっててよく分かりませんでしたが、こんな尾根を歩いて来たのですね。

途中こんな眺めの良い展望台があったなんて、昨日は全然分かりませんでした。
木曽駒ヶ岳など、中央アルプスが一望できます。

長~い登山道も下山ならあっという間。
無事に駐車場まで降りてこれました。

Y崎リーダー、今回もとても素晴らしい山行計画をありがとうございました!
途中まで、仙丈ヶ岳の言い出しっぺは私だったので、撤退してたら後で何を言われるかと、言い訳を考えながら登ってましたが、素晴らしい形で終われて良かったです(笑)
S藤さん、A原さん、3000mまでお付き合い頂き、ありがとうございました!
皆さんと登頂できて感激です。生きて帰ってこれて良かったです。

ではまた、次回の山行でもよろしくお願いします!

マイナス20℃!極寒地獄の仙丈ヶ岳” に対して2件のコメントがあります。

  1. siva より:

    マイナス20℃の世界から男女4人無事生還。ですね。

    1. おだっち より:

      若干命の危険を感じるほどの寒さでした(笑)
      人ってマイナス20℃でも寝られるものなのですね。
      無事に生還できて良かったです。

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