夏山サイコー!(日光白根山)
【山行日】2025年6月22日(日)
【行程】RW山頂駅8:30-七色平分岐9:00-日光白根山山頂11:05/11:45-避難小屋13:15-五色沼13:52-弥陀ヶ池14:36-七色平分岐15:32-RW山頂駅16:00
【メンバー】Nさん(リーダー)、SHさん、Tさん、SK(記)
日光白根山に行ってきました。リーダーのNさんには、3月に大菩薩嶺山行にお誘いいただきましたが、天候不良で4月に延期となり、4月もまた天候不良で中止となりました。登った山は違いますが、今回はそのリベンジの意味合いもありました。3度目は絶好の夏山登山日和となり、人気の百名山を満喫してきました。
日光白根山の登山には麓の丸沼高原スキー場のゲレンデからロープウエーを利用します。ゲレンデのある標高1,390m地点から山頂駅2,000m地点まで一気に上がります。ケーブルカーやロープウエーからの眺めはいつもワクワクします。山頂駅付近に着くころには、真正面に白根山の姿が見えてきました。
RW山頂駅のベンチ付近で準備運動を済ませ、二荒山神社の大きな赤い鳥居をくぐり、登山ルートに入っていきます。初めのころは森の中のなだらかな遊歩道を進み、段々と勾配のある登山道となっていきます。森の中は空気がひんやりとしていて、涼しくてとても気持ちがいいです。
七色平分岐からは、右(反時計)回りのコースで山頂を目指します。登山道は整備されていますが、急登や木の根の張った岩場も多くあります。岩場にはイワウチワも多く咲いていました。
登り始めて1時間ほどで最初の休憩をとりました。新緑がとてもきれいです。登山者がとても多く、休憩中にたくさんのグループが追い越して行きました。私たちは私たちのペースで進みます。
標高2,400m位になると森林が終わり、ガレ場やザレ場が山頂まで続きます。
森の中では心地よかった風も、ここでは強風となり、油断をすると帽子が飛んでってしまうくらいです。しかし景色は最高です。南西を向いた斜面で2回目の休憩をとりましたが、南には遠く富士山が見え、西から北には群馬、長野の山々がとてもきれいでした。
思い思いに、しばし雄大な景色を楽しみます。
休憩ののち、30分ほど急なザレ場を登り、奥白根神社に到着しました。ここからまた、谷を挟んで日光白根山の頂上に登ります。頂上付近は岩場になっていて、ルートを選びながら慎重に登りました。山頂に到着です!山頂は狭く、大勢の登山客で埋め尽くされ、観光地並みの混雑でした。早速他の登山客の方に記念撮影をお願いしました。
日光白根山は標高2,578mで、関東以北の最高峰とのことです。今回初めて2,500mを超える山に登りました。生涯の最高峰を更新です。頂上からは360度の眺望で、日光の山々や中禅寺湖がきれいに見晴らせ、五色沼も望むことができました。
山頂付近には雪がけっこう残っていました。種類はわかりませんがオスの鹿が山頂近くの谷間まで、草木を食べにきていました。人を怖がらないようです。生態系が崩れてきているのでしょうか。クマでなくてよかった。
奥白根神社前の開けた岩場でお昼休憩をしました。たくさんの登山客がお昼休憩をしていました。風が止み、日差しがありましたが、休憩するにちょうどよい気候でした。ゆっくりしたいところですが、ロープウエーの時間もあるので早々に出発し、周回ルートで五色沼を目指します。
南東斜面はしばらくザレ場が続きます。小石や砂利で滑りやすかったです。目の前に前白根山が見えます。しばらく下っていくと、山の斜面が、ミヤマキンバイやヘビイチゴの花畑になっていてきれいでした。ツガザクラも咲いていました。どの花も可愛らしく癒されます。
この斜面は風がなく少し暑かったです。花畑を抜け岩場を下っていくと、しばらくしてダケカンバの森の中になり、日差しが遮られ暑さが和らぎました。ほどなくして避難小屋に到着しました。小屋の中で休憩をとり、五色沼まで下りていきます。
神秘的な沼です。水の色は山頂から見た色と同じ緑色でした。
ここでは、湖畔にイワウチワが咲いていました。岩場にだけ咲く花と思っていましたが、岩場以外でもたくさん咲いてました。
湖畔で昼寝をしている登山者も見かけましたが、私たちは休憩もそこそこに次の目的地を目指します。五色沼から弥陀ヶ池までは、峠まで森の中の登山道を登っていきます。下ってからの登り返しはけっこうきつかったです。
ようやく弥陀ヶ池に到着しました。ここでも昼寝をしている登山者を見かけましたが、ロープウェーの営業時間が16時30分までなので、ここもそこそこに山頂駅に戻ります。大きくはありませんがきれいな池でした。
弥陀ヶ池から七色平分岐までは、岩と土の急な下り登山道となっていて、ステップがないところも多く慎重に下りました。七色平分岐からは来た道を戻るのですが、下りはとても長く感じました。「歩こう♪歩こう♪」、親子連れのお子さんを励ますために、ハーモニカを吹きながら降りてくる登山者がいて、私たちも背中を押された気分でした。そしてロープウエーの営業時間に間に合い、無事下山することが出来ました。
帰路は、日光経由の東北道で帰りました。途中大谷SAでの食事休憩のタイミングが良かったのか、帰りの高速道路の渋滞にも巻き込まれず、予定より少しだけ遅くなりましたが、無事松戸に戻りました。
こんなに素晴らしい山が、都心から約200kmの距離にあり、人気がある理由がわかりました。百名山、夏山最高です!これから、まずは近くにある百名山を狙って登りたいと思いました。
リーダーのNさん、今回の山行を企画していただきありがとうございました。運転大変お疲れ様でした。SHさん、Tさん、今回ご一緒できてとても楽しかったです。ありがとうございました。また次の山行でもご一緒しましょう!