北アルプス 明神岳前穂高岳縦走
【日程&コース】2025年7月3日(木)〜7月5日(土)
7/3 5:50松戸=沢渡BT11:30=上高地BTー小梨平野営場(泊)
7/4 3:30小梨平野営場ー7:19五峰7:57ー9:13ニ峰ー10:10明神岳10:27ー11:57前穂高12:20ー12:52紀美子平ー14:50岳沢小屋15:11ー16:37小梨平野営場(泊)
7/5 小梨平野営場ー上高地BT7:50=沢渡BT=12:10松戸
【メンバー】Y崎(L)、Y城(会員外)、M藤、S藤
北アルプスの明神岳をご存知ですか?
徳沢から梓川を挟んだ向かい側にドーンと見える、ギザギザしたピークを幾つも持つお山、あれが明神岳です。穂高の名に押されて知名度、関心度は今一つ。登山道がない明神岳は、普通の登山客には登れる山という認識がありません。
Y崎さんとY城さんは3年越し、そして私にとっては昨年お誘いいただいてから嬉しくて嬉しくて、明神に登頂することを目標に、体力づくりやロープワークを頑張ってきた憧れの山です。昨年は2度の計画が流れてしまいましたが、今年こそ‼️ようやくチャンスは巡ってきました。今回は明神岳主稜を上がり、前穂高に抜け岳沢経由で周回する予定です。
行きにスーパーで食料を調達中、何やらMちゃんが電話をしています。今日は夕方から天気が崩れる予報、奇跡的にケビンの予約を取ることができ、私達の心は晴れやかになりました。ありがとうMちゃん❤️これで雨を気にせず、翌日に向けゆっくり英気を養えます。沢渡でテントやシュラフや調理器具を車にデポ。代わりに食材やアルコールをたっぷりザックに詰めてバスに乗り込みます。
ウキウキと小梨平に向かう一同。
お昼代わりに食堂で軽く1杯。
ほらほら、今日は早く寝なくちゃいけないし、、、あれ?もう雨が降り出しました。
夕飯はブイヤベースにワイン。8時には就寝。
当日は3時半出発。雨は止み空には星。まずはヘッデンで岳沢登山口から風穴前7番看板を目指します。
40分程で看板に到着。暗くてよく分かりませんね💦
ここから先は地図には破線のルートもない、バリバリのバリエーション。一気に標高を1000メートル上げます。夜露に濡れた草木を掻き分け、急登を四つん這いでひたすら進みます。写真で見た五峰に刺さるピッケルを、この目で確かめるために。
次第に夜も明けて、周りの景色が見え始めました。
雲海が美しい
雲が抜け絶景が広がります。梓川が光って見えます
焼岳に霞沢岳、眼下には上高地。
五峰2726メートルに到着。ピッケルありました‼️
思わず顔がほころびます。
しばし休憩、エネルギーをチャージします。先に続く四峰と三峰。んー絶景‼️
四峰までの道のりはガレた岩場。落石しないよう慎重に歩きます。
振り向くと今超えてきた五峰。ピッケルも見えます。
四峰から見る三峰、ニ峰(明神槍)、一峰(主峰)
三峰は巻いて、、、ガレ場のトラバース、身体が外にはみ出る危険な箇所もありますが、「俺達足並みが揃ってるな」とご満悦のYリーダー、軽快なペースでパーティを率います。
三峰からニ峰の稜線
二峰は懸垂。このルートの核心です。
この日の為に新調したロープで、先ずはリーダーがテラスまで降り、後に続きます。
2P目は私がトップで降ります。
懸垂は何十回もやってきたけど、ここは2800メートル越えの高所。ゾクゾク感は半端ありません。
全員降りた後はドキドキのロープ回収。Y城さんに運命を託します。ロープは岩に引っかかる事なく、するりと落ちてきてくれました。ナイスY城さん。これで裏妙義の悪夢を払拭しましたね。
コルからさらに登り返し、一峰、明神岳の頂へ。
雷鳥さんも応援してくれているかのように、度々私達の目の前に姿を現してくれます。
こんなに素敵な山なのに、山頂は標識もなくガレガレで殺風景です。でも確かにここが夢見た明神岳主峰2931メートル。
ガスってきたけど、皆晴れやかな笑顔でパチリ。
さあて,もう一つラスボスが待っています。明神岳から前穂高間も登山道のないバリエーション。自分達でルートを選び、クタクタの身体に鞭をうちながらいったん下ってまた標高を上げていきます。途中はもう、写真を撮る余裕もありません。
明神主峰から一時間半で前穂高岳登頂。これまた自撮りでハイポーズ❤️
そういえばここまでずっと他の登山客とすれ違う事もなく、4人で北アルプスを満喫してきました‼️明神岳も前穂高岳山頂も独占状態、とても贅沢な時間ですね。
そしてここから岩場の激下り💦💦今日の為に軽量ストックとアルパインザックを新調したMちゃん、下りは彼女が先頭でパーティを引っ張ってくれます。紀美子平、重太郎新道を行きます。
まあ,ペースが速いこと😱😱ストックを使い慣れない私は、出してはみたものの2本の棒が邪魔になり、思うようについていけません。
やっと着いた岳沢小屋で休憩。仲良く冷えた炭酸をグビグビ。
その後は斜度も緩やかに。
天然クーラー(風穴)は本当に涼しい風。おっと雨が降り始めました。
早朝バリエーションの入り口となった7番看板まで周回してきました。暗くてよく見えなかったけれど、こんなとこだったんですね。
そして小梨平に無事到着。13時間よく歩きました☺️野営場の受付でご褒美のアミノバイタル(試供品)をいただき、お風呂でさっぱり汗を洗い流します。トイレは綺麗だし小梨平は本当に良いとこ、ありがたいです。
さあケビンに戻って祝杯です❤️身体はヘロヘロですが、計画通りにバリエーションルートを踏破した高揚感でお酒も進みます。どうでも良い冗談でゲラゲラ笑ったり、お互い褒め合ったりしながら楽しい時間を過ごしました。
翌朝はゆっくり寝坊しても良いはずなのに、夜が明けると布団に潜っていられない私達。始発のバスまでは時間に余裕がたっぷりあり、開店前から食堂に立ちはだかり
朝ごはんをしっかり食べて上高地をあとにしたのでした。
「ロープがあれば道なき道を歩けるよ」
私はまだまだひよっこで、ロープワークは覚える事が山程あるし、経験を積んでいかねばなりませんが、アルパインの魅力にすっかりハマっています。目標だった明神岳を越え、また新たな目標を目指して少しずつ力をつけていければと思います。
信頼できる先輩達に囲まれ、一緒に山を登れる事は何物にも代え難い喜びです。毎度ながら連れて来てくださって本当にありがとうございました。
“北アルプス 明神岳前穂高岳縦走” に対して2件のコメントがあります。
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とうとう開拓しましたね。松戸ルート。
sivaさま
いつも見守って下さりありがとうございます。
松戸山の会では明神岳初登頂になるのでしょうか?光栄です。
伝承していけるよう、頑張って力をつけていきたいです。今後ともアドバイスお願い致します。