夏山合宿 岩沢分科会「河原木場沢」に挑む
[行程] 8月30日(土) 桜平駐車場上の空地に駐車7:15-入渓7:35-8:38醤油樽の滝-二段の滝-13:00脱渓-14:37第二展望台-15:26狗天狗 -東天狗-17:15黒百合ヒュッテ
8月31日(日) 黒百合ヒュッテ7:37-9:24唐沢鉱泉-10:11枯尾の峰-11:11駐車場=12:05かわらの湯
[メンバー] リーダー Y、サブリーダーS子、M藤、BR、O田、S井(記)
ナイタークライミング講習時にお誘いを受け、経験の浅いシニア二人は即決!リーダー含め、最強岩沢メンバー4人を含め、6人チームでの沢登り挑戦です。
駐車場のすぐ下側が入渓場所です。歩かなくていいので楽ちんです。
水は澄み、それほど冷たくもない。程なく現れるなめ沢、フェルトの靴底がペタペタと張り付く。小さな滝をワクワクして越えて行く。
最初の見所は「醤油樽の滝」落差35m、滝壺がほとんど無く、滝が岸壁をえぐった独特な地形から名付けられたとのこと。
かっこいいね。冬場はアイスクライミングのメッカとのこと。
醤油樽の滝は高巻して越えます。沢に降りるとまた滑沢が待っています。気持ちいいです。来て好かった。
2080m付近、二段の滝が現れます。リーダーが先に登りロープを下ろしてくれます。
1段目は4m位だが、落下防止のためロープにアッセンダーをセットして登ります。二段目は7mくらい更に難関、リーダーは高巻しロープをセットする。
Mさんが滝の途中で右にトラバースして完登、さすがです。続くSは右に移れず何回か滑落。滝下でフォーローしているサブリーダーの不安げな様子。
BRさんの時に滑った勢いでアッセンダーがロープに引っかかり損傷するトラブル発生する。結局エイトノットにしてハーネスにセット、引き上システムを組んで何とか引っ張り上げてもらう。
ここで全員乗り越えるのに1時間半以上かかってしまいました。ご迷惑かけました。
何とかここまで来たが、体力をかなり消耗する。さらにここから先に過酷な行程が待っていました。
脱渓した後、気をつけながら草付きの急坂をよじ登る。さらにザレた急坂が続く。落石の危険と隣り合わせだ。縞枯れの樹林を目指すが遠い。足が引きつる。樹林帯を登ると登山道に出た。ほっと一息つけたがこれから第二展望台、西天狗、東天狗、黒百合ヒュッテまでがまた長い行程が残っている。
重い足を引きずりやっと第二展望台に到着です。西天狗岳では誰も写真を撮ろうとしません。東天狗にはリーダーとサブリーダーだけで登り
後のメンバーは巻道で通過、何とか黒百合ヒュッテまで事故無く到着できました。バンザイ!
二日目は唐沢鉱泉に下り、そこから枯尾.の峰に登ります。昨日の疲れが足に残り登りがきつい。でも、沢音と苔の風景に癒やされます。
枯尾の峰からの下りは道が無い。尾根に沿って低い笹原を下る。尾根が二つ出てくる。左に下る。リーダーがGPSで確かめる。こんなバリエーションルートも沢登りの一環なのだと思と楽しい。道路が見えた。慎重に最後の一歩を下る。
リーダーや皆さんのおかげで、全員怪我なく予定コースを完登できました。ありがとうございました。
きつい行程で大変でしたが、貴重な経験になりました。またのお誘い待っています。(完)