感動の二ペソツ山

【行程】2025 9/9 曇り時々晴れ

幌加林道ゲート3:30ー幌加コース登山口4:10-三条沼5:40ー前天狗8:05ー二ペソツ山10:25/10:40ー天狗平12:15ー前天狗13:25-展望台14:35ー幌加コース登山口15:50ー幌加林道ゲート16:20=糠平ユースホステル 泊

【メンバー】 K志田 M藤 会員外Y城 W田

二ペソツ山は2013mで東大雪の最高峰,独立峰的な存在です。

日本百名山を制定した深田久弥は、「日本百名山」執筆後に二ペソツ山に登り、高く、鋭くそして気品があり、実に素晴らしい山だったと評価しており、もう少し早く登っていれば百名山に間違いなく入っていたと言われた、幻の百名山と言われています。

二ペソツ山の頂上を目指すには、片道12,5キロ、往復25キロのロングコース、そしてエゾナキウサギの姿を求めて歩きます。体力、知力が溢れた3人と、少々心許ない1名が二ペソツ山を目指します。

入山前に用意したクマよけグッズ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3:30  主(クマ)住む山に登らせて下さい、一礼して一歩踏み込む 不思議と今までの不安感がスーツと消え歩く脚に安定感が…歩ける…そんな感じが身体中に走る。熊ホーンはうるさいが暗闇の中では心強かった、熊鈴はストックに付けて錫杖杖のようにして、シャンシャン鳴らしながら進むが、登山道は泥沼化した所あり、うかつに歩くとズボッと潜るのでオットットの声もクマよけに~

 

 

 

 

うす暗い樹林帯を抜けて展望台に、やっと二ペ様とご対面(左側奥の山)遥か遠くに…二ぺ様お逢いしたかったです。でも…ここから頂上まで4,5キロ歩かなくては行けません。

凄くえぐい、ざれた急登を登ると、やっと前天狗の稜線に出る

 

前天狗からは多少のアップダウンはあるが、秋の気配の中暑くも無く、寒くも無く気持ちの良い稜線を二ぺ様を見ながら歩ける幸せ❣

後方の岩山がエゾナキウサギの住処です。ピチッ、ピチッと声がするが、姿は見えず。   まさしく 【北の大地カムイミンタラ遊ぶ庭】

 

動体視力の良いY城さん、岩山からチョロチョロ顔を出す、ナッキーちやんを発見💛💛素早い動きで写真は撮れません。想像していた姿より丸っこかった、此れから厳しい冬を越冬する為に脂肪を蓄えているのかも知れません。

 

ど~んと二ぺ様♥が目の前にステキ  だけどね… 此れから最低鞍部までまだァ~と言うほど下り、そして最後の300mのキツイ登りが・・・ここで大体の人のスピードが落ちるそうですが、我々はそれ程落ちなかったね、

辛い登りも、笑顔を見せるM藤さん、ドンマイのKちゃん。

見事なウラシマツッジの紅葉にに慰められながら、最後の1歩、1歩呼吸を整えて頂上に、【草紅葉みをゆだねて秋の空】

 

やりました‼ 10:20分 全員元気に登頂です。リーチの長いY城さんが4人の集合写真を写してくれました。

頂上から見る360度の景観、左寄りの尖った山が旭岳、その左、への字の山が忠別岳、写真はないですが、左にトムラウシ山、オプタテシケ山、美瑛富士、十勝と続く北海道の壮大な山並みが見渡せました。勿論明日登る石狩岳もです。

去りがたい想いはあれど…これからきた道を6時間近くかけて下山しなくてはなりません。

最後にもう1度二ぺ様を振り返る

登る時は、良く分からなかった三条沼 ここまで来れば少し安心、登山道は登る時より少し乾いており、歩きやすかったかな。

16:20分登山口ゲートに到着  やれやれです、皆さんは、まだ…元気そうなのに、W田は疲れました。そして 【主さんありがとう】

とてもハードコースでしたが、何とか歩き通せる事が出来ました。登りたい一心で選んだ山ですが、二ペソツ山の魅力を存分に味わう事が出来て、感動した素晴らし山でした。強力なメンバーのお陰で、無事に登れた事に感謝申し上げます。又…元会員山行部長のY城さんの、甘やかさず、きつ過ぎずのペース配分で往復25キロが歩けた感じです。ありがとうございます。

明日は石狩岳(シュナイダーコース)です。ブログはK志田さんにバトンタッチです。

ロックガーデンでK志田さんが撮ったエゾナキウサギの奇跡の1枚、上空に猛禽類が何度も旋回していたので、写真は無理かなと思っていたので、嬉しい1枚です。温暖化の影響、その他で準絶滅危惧種です~大切に守ってあげたいですね~

最後まで読んで頂きまして…ありがとうございます。

 

 

 

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