唐松・白馬縦走
こんにちは、katsuです。
暑い夏もようやく過ぎて
秋の登山日和です。
今回は北アルプスの人気のルートの一つ
唐松岳から白馬岳への縦走ルートを歩いてきました。
今回のメンバーはI谷リーダー、K田さん、T中さん、katsuの4名です。
初日は文明の利器を利用して、標高1,700メートルの
黒菱まで一気に上げます。
予定より少し早く10時過ぎにスタート。

八方ケルンの前でパチリ

八方池の前でもパチリ
唐松岳山荘を目指します。山頂は明日踏む予定です。
すごくいい天気で、たくさんの観光客や登山客で山道もごった返し
さすが北アルプスの人気コースと、改めて思いました。
それでも八方池を過ぎると観光客も減り多少歩きやすくなりました。
1日目は足どりも軽く、皆さん余裕で2時前に到着。
午後は小屋でまったりとしようと思っていたら、
受付で予約が明日になっていると。
一同ガーン!!
でも追い返しはしないので
4時に再度受付をしてくれと。
但し部屋はばらばらになります。という事でしたが、
I谷Lがスマホのスクリーンショットを確認すると
やはり本日の予約になっており
再度交渉し、無事みんなまとめて泊まれました。
リーダー、ファインプレイ!

唐松岳山荘の前で!
この時はまだ余裕、この後トラブルが、、、

唐松岳山荘前のパノラマ 右に頂上、正面に剱・立山、左に五龍
2日目は5時半スタート
まずは唐松岳山頂を目指して、
歩を進めます。
しばらくすると日の出の時間になり
御来光をしばし眺め、太陽の恵みを受けます。

御来光です! 写真に収めるために多くの人が山頂に

山頂到着。朝日で顔が真っ赤!酔ってるわけではありません。
唐松山頂にもたくさんの人がいたので、写真を撮るとそそくさと
不帰の嶮に向かって降りて行きます。
さすがにここまで来ると登山客も減りました。
急峻な岩稜帯歩きですが、足場はしっかりしており、
難所には鎖やロープが設置され比較的歩きやすいルートです。
ただ、高度感はハンパないので、慣れるまでは
歩き始めはいつもドキドキします。

全然余裕で越えていきます(笑)

へっぴり腰!上から撮られているとは気が付きませんでした。
ただ困るのはすれ違いですね。
前日天狗平小屋に泊まり、朝出てきた登山者と
ちょうど不帰ですれ違いとなり
すれ違いが厳しい時が多々ありました。
それでも3峰、2峰、1峰と歩を進め
8:50不帰のキレット通過。
いよいよ天狗の大降り。
自分たちは逆回りなので、
不帰を下って、大降りを登ります。

お約束の不帰キレットの看板
運動不足の私にとって、不帰よりもここが
私の核心部!(恥ずかし)
ヒイヒイ、ハアハア何とか天狗の頭に登頂!
ラスボスを最初に通過してしまったので
ここからは気持ちも軽くなります。

天狗の頭に登頂。気が軽い!後ろにはこの後歩く絶景が見えます
天狗の頭を過ぎると、なだらかな稜線。
目も覚めるような絶景の中を歩きます。
遠くには日本海もくっきり。
ここから白馬三山を順に巡ります。
12:30 白馬鑓ケ岳
13:40 杓子岳
一日中晴天で五龍や鹿島槍、立山~剱がしっかり見えます!
紅葉も素晴らしく、景色を楽しみながら、ゆっくりと進みます。
15:30 村営白馬頂上宿舎に到着、、、、

白馬鑓でNHKの撮影隊に遭遇。プロに撮ってもらいました(苦笑)
リーダーがチャックインしようとしたら、
明日は暴風雨で動けませんよ。
今日中に白馬大池まで降りた方がいいと言われたと。
そこで予定変更して急遽、白馬大池まで降りようと
白馬大池の宿舎の予約を取ってもらう為、
系列の白馬山荘に行くと、これから暗くなり、
気温が下がるので低体温の危険もあり、降りない方が
良いと言われ、結局、白馬山荘に投宿することにしました。
夜半に天候が急変
やはり予報通りに夜明け前から暴風雨に。
5時スタートの予定でしたが、
この状態で出発は危ないと判断し様子見で
停滞します。その間、天気図と予報とをにらめっこ。
風は1日中強いですが、雨は9時頃にはやむ模様
様子見の為、9時半山頂に向け出発します。
山頂で、進むか、撤退し停滞するか、再度判断する事にしました。
15分後、山頂到着。
風は相変わらず強いですが、雨は小やみになり、
濡れて低体温になるリスクも減り、
山頂での風に耐えらているため、ここより悪化することは
ないので、いつでも引き返す覚悟で下山を決めます。
そうこうすると雨もやみ、時折雲の切れ間から下界も見えます。
ルート的にも難路はなく、着実に歩を進めます。
高度が下がるにつれ風も少し弱くなり、歩きやすくなってきました。
白馬乗鞍からはゴーロ帯を岩伝いに、ピョンピョン楽しみながら下山します。

ここまで来ると、もう大丈夫!

天狗原到着。ようやくここで休憩。ゴンドラまでもうすぐ!
午後3時過ぎ山頂ロープウエイ駅に到着。
午前中強風のため運休していましたが、お昼過ぎに営業開始して
運良く乗ることができました。
(※ロープウエイ運休の場合でも、緊急用にバスで降ろしてくれるそうです。)
スタートが4時間半遅れましたが、
写真も、休憩も、控えめにして黙々と下山したため、
強風の中ではありましたが、ほぼコースタイム通りに
下山することができました。
結局、今回の核心部は不帰でも天狗の大下りでもなく
強風の中を下山するという事でした。
天気と登山、改めて色々考えさせられた山行でした。
でもあの稜線歩きの絶景があるから山登りはやめられませんねぇ