稜線に牛がいた-大野山
2025年10月18日(土)
山北駅9:10-9:55登山口-12:05大野山12:25-14:10谷峨駅
班山行/L:H谷、SL:S誠、Sゑ、E原、N崎
登山口でみんな一斉に熊鈴を付ける。というのはここまでの林道で丸々と太ったくりがいっぱい落ちていたから。山道に入るとクリの他にさらにコナラ、クヌギやクルミも落ちていてイヤな気分。熊だったら食事にくるだろう。8月に大山神社で現れたそうだから、見られているんじゃないの?
ミズナラやブナの青い葉も美しい。まだ紅葉してない。ブナの立ち枯れや倒木に手のひら大のツキヨダケがいっぱい生えていた。夏の終わりのキノコだ。日差しに明らむ葉裏の重なりが見える。YAMAPに「橋が傾いていて足元注意」の記載のある方のルートを選んだが、新しく付け替えられていた。
一直線に延びる急な階段をぼやきながら喘ぎながら悪たれついていると電気柵が現れ草原になった。顔を上げると稜線に牛がいた。ここは乳牛育成牧場。子牛を1年半預かり受胎させて元の酪農家に戻すそうだ。牛舎飼いよりずっとストレスがないので脱走しないそうだ。「あたしだったら逃げ出しますモウ」
山頂からは富士山が見えなかったが、ススキの穂の先に丹沢湖が見えた。
さて下り。YAMAPにはヒルがいると記載されているが、こっちの方がコースが短いのとヒルに平気なSさんのチョイスで、虫よけスプレーもしないでヒル街道に突入。樹に這い上がったヒルは下を通る動物の体温を察知して「三番目のあたしに降ってくるんだから」とEさんが慄く。そうですその通り!登ってくる人に騒いでいる様子もなく、悲鳴もなく無事登山口に出た。2年前の大山三峰山ではヒルは地から湧き天から降ってきた。ヤツは登山道に立ち並んで待っていたのだ。10人中8人が吸血されMAX18ヶ所喰われた人も。谷峨駅で念のため山靴を脱いでチェックしたのはもちろん。