久しぶりの穂高は雲の中

みなさん、こんにちは! katsuです。

ようやく秋も深まり、紅葉も終わりを迎えます。
最近、夏が長いので紅葉シーズンは短いですね。
さて、久しぶりに秋の穂高を歩きたく、
ソロハイクに行ってきました。

当初、10/17~19で、テン泊装備の2泊3日の行程を予定していましたが、
天候が悪化する予報の為、装備を軽くし、山小屋泊に切り替え
10/17,18の1泊2日で行ってきました。

コースは、王道ルートの上高地⇒涸沢⇒北穂(泊)⇒涸沢岳⇒奥穂
⇒前穂⇒岳沢⇒上高地 です。

午前2時に自宅を出発。マイカーで行ったのですが、まさかの中央道の緊急工事で諏訪~岡谷間が通行止め。
下道を走る羽目に。これで、さわんどBT発の始発バスを逃して、乗り合いタクシーで
上高地BTに向かいます。 上高地の出発がかなり遅くなってしまいましたが、北穂を目指して歩き始めます。

上高地BT 7時前 たいていの登山者は出発した後ですいてました。

4時前には小屋に着きたかったので、途中の涸沢小屋でのラーメンは諦め、コンビニパンを歩きながら食します。

秋日和! 明神が顔をのぞかせます。

ド定番、横尾の吊り橋

Sガレからパチリ。今日のゴールが見えました

前穂をバックに一枚

日が沈んでいきます。今日一日本当に良い天気でした。

1日目は非常に良い天気で大パノラマや、紅葉を存分に楽しめました。
今日の宿は北穂小屋。悪天候予想の為、宿泊客も少なく2人部屋を一人で使わせていただきました。
布団も2枚重ねで快適! ぐっすり

2日目は朝から強風。天候の悪化が早まり、今日がピーク。逆に明日はよい天気になる予報。(ウーン!)
朝のうちはまだ風も大丈夫。北穂・奥穂間は難路ではあるけれどホールドはしっかりしているし、スラブにはピトンが打ち込んであるし、
足場はしっかりしているので、撤退も視野に入れ、様子を見ながら出発します。

さあ始まりました! 風は強いですが、雨はありません

岩々にしっかりマーキングされており、ルートは明瞭です。

風は終始強いですが、順調に歩を進めていきます。 ところが、奥壁バンド通過するあたりで、強風でお腹が冷えて痛くなり、うーん ピンチ!
小屋まで、いや、最低コルまでも持ちそうもない。幸か不幸か、北穂から上がってくる登山者も、奥穂から降りてくる登山者も皆無。
この時間帯にこの縦走路を歩いているのは自分だけ。万事休すで誰も歩いていない縦走路でキジ打ちする羽目に。(ゴメンナサイ)
場所は鎖場と鎖場の間の数メートルのトラバース。ザックの置き場もないのでそのまま壁をよじ登り登山路から外れて...
何とか成功! (ホッ!)

 

お腹も軽くなって、ペースも上がります。難所を超えてようやく稜線に。
ところが稜線に上がると吹きっ晒しなので、かなり煽られます。
バランスを崩さないよう重心を下げて進みます。
痩せ尾根を歩くときは、鎖場よりも、むしろこちらの方が気を使いました。

いつの間にか涸沢岳についていました

涸沢岳山頂 真っ白で何も見えません!

気が付くといつの間にか涸沢岳の標識! えっ?という感じであっけなく終わってしまいました。
涸沢岳では真っ白で何も見えず。証拠写真のみ撮って、早々に奥穂に向かいます。

ひと気のない穂高山荘 珍しい!

途中、穂高山荘を通過しましたが普段あれほど人の多いテラスには誰もいません。
山荘から奥穂山頂までは一般道なので楽にはなりますが、風が強くなってくるので気は抜けません。
そうこうしているうちに、ほどなく山頂に到着しました。普段、人が溢れている山頂も独り占め!
ですが何も見えず。ここも証拠写真を撮って早々に前穂に、、

、、行こうと思ったのですが、冷たい霧雨が降り出して、強風で頬を打ち付けます。
顔が凍傷になるくらい冷たかったので、さすがにこのまま数時間吊り尾根を歩くのはつらいなと思い、
前穂は諦めて、上高地と反対側の涸沢に降りることにしました。

岳沢へ下ると昼過ぎに上高地につく予定が、反対側の涸沢に下りることにより、急にここから時間がタイトになりました。
本当の核心部はココからでした。上高地の最終バスは5時半、最終タクシーは6時。昼前の奥穂山頂からザイテンを爆下り、
涸沢ヒュッテでのおでんも、徳沢園でのソフトクリームも、明神館での赤い缶のプシューもあきらめて、
昼飯も休憩も抜きで、ひたすら早足で歩きます。

おかげで何とか4時半のバスに乗れました。
必死になれば歩けるものですね。
ただ、時間に余裕を持った行動は大切ですね。改めて思いました。

おわり

 

久しぶりの穂高は雲の中” に対して1件のコメントがあります。

  1. KB より:

    katsuさん

    悪天候の中の穂高岳、すごいですね~   

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