👁魔女の瞳👁
〈山行日〉:2025年10月22日(水)
〈参加者〉: SH(L)、TH、FH、O(会員外)、L(記)
〈行程〉: 5:44松戸発 → 08:09福島駅着 → 10:20浄土平登山口 → 12:10一切経山山頂 →
13:00避難小屋(昼食) → 14:20浄土平 → 16:16福島発 → 大宮経由 → 18:22新松戸
かつて、カレンダーの一枚で見た「魔女の瞳」。その深く澄んだ青とも緑ともつかぬ色に心を奪われ、いつか自らの目で確かめたいと、長いあいだ胸の奥で願い続けてきた。そして今年、ようやく長年の念願を仲間とともに果たすことができた。

コバルトブルーに輝くカルデラ湖
当初の計画では、福島駅から浄土平まで予約制のバスを利用するつもりでいた。往復8000円、少し高いとは思いながらも、旅の特別な時間のための代価として納得していた。ところが九月の終わり、料金はピークシーズンで12000円に跳ね上がった 😳 私たちは思い切ってレンタカーを借りることにした!!

あんなに古いカローラ、久しぶりに乗った。やっぱり、いい車🚗
紅葉が最も艶やかに山を染め上げる季節、一年のうちでもっとも劇的に姿を変える、あの一瞬に。

つばくろ谷は、磐梯吾妻スカイラインの中でも屈指の景勝地。深いV字谷をまたぐ「不動沢橋」から望む紅葉が有名で、谷底まで約80メートルの断崖が続く

山へと続く道のり。車窓に映る木々は次第に色づき、秋の深まりを静かに告げていた。今年の紅葉はやや遅れ気味だったものの、まさに今が盛り。

標高を上げるにつれ、山肌は黄金や朱に染まり、風は冷たく澄み、まるで異国の高原を旅しているような錯覚に包まれた。
寒さと強風の中で、ひと足ひと足前へ進む。やがて、碧い湖面が静かに姿を現した。その瞬間、誰もが息を呑んだ。写真で見た何百枚もの光景も、この一瞬の輝きには及ばない。それは、風にたゆたう鏡のようでありながら、どこか魂の奥を覗き込まれるような深淵を湛えていた。この世と彼方の境に浮かぶ、静謐な幻影~

登山道は距離こそ短いが、森林限界を越えると気温は五度を下回り、強風が容赦なく吹きつける🥶

シラタマノキ、白く丸い実がまるで白玉のようで、可愛い♡

立派な避難小屋

曇天の空の下でも、あの瞳は確かに静かに、そして凛と輝いていて、いつまでも心の深みにひそやかに息づいてる👁
体調がすぐれない中でも最後まで同行してくださったリーダーと、歩みをともにした仲間たちに、心からの感謝を捧げたい~またね 😀