那須で温泉三昧ゆるゆる山行

行程
11/1(土)
峠の茶屋駐車場9:50 -峰の茶屋跡避難小屋10:40/10:50 -沼原分岐11:30 – 三斗小屋温泉12:00 (テント泊)
11/2(日)
三斗小屋温泉 08:30 – 隠居倉9:35 -清水平10:30 – 10:12 北温泉分岐 – 三本槍岳11:10/11:15-清水平11:50-朝日岳12:30/12:35-峰の茶屋跡避難小屋13:10-峠の茶屋駐車場13:45=北温泉15:00

メンバー O田、A原

秋も深まり紅葉が楽しめる季節になりました。
しかし、私達が向かったのはすでに秋が通り過ぎ去った那須岳。
計画では朝日岳東南陵のバリエーションルートを登る計画でしたが、この日、お日様は出ているものの、風速20m/s以上の暴風予報。
このため朝日岳東南陵のバリエーションは諦め、三斗小屋温泉と北温泉を楽しむだけの「ゆる~い」温泉♨三昧登山となりました。

峠の茶屋に向かう途中、正面からすさまじい風が。
風が強く吹くタイミングだと、踏ん張るのがやっとで前に進めない。

後ろを歩いていた人は、風でよろけちゃって起き上がれず、地面にしがみついちゃってます。

風に立ち向かいながらなんとか峠の茶屋跡のコルに到着。
ここがホントに吹きっ晒しで、凄まじい暴風でした。A原さん、向かい風で動けません。

峠の茶屋跡を乗っ越した跡は、標高を下げるにつれてだんだん風が弱くなりました。
そして本日のテン場の三斗小屋温泉に到着。

三斗小屋温泉は、江戸時代に会津へ行くために作られた会津中街道の宿場だったそうです。
未だその頃の面影が残るような情景を感じられます。

今回は三斗小屋温泉の煙草屋旅館にテント泊。
いよいよA原さん待望の温泉へ。
こちらにテント泊すると、大展望の露天風呂に入ることができます。

大風で冷え切った体を温泉で温め、テントに戻って乾杯したら、まだ昼間だというのに眠くなってぐーすか寝てしまいました。
翌日、隠居倉~三本槍岳を目指します。
隠居倉の手前に、昨日入浴した露天風呂の源泉地があり、ボコボコと音をたて、もうもうと湯気が上がってました。いや、すごい。

隠居倉から茶褐色の朝日岳を眺める。
昨日はあそこを登りたかったんだけどな~。また次回リベンジ。

遠くから茶臼岳を眺めてみる。
茶臼岳もザレザレのハゲ山ですごい山だ。

三本槍岳に到着。
私、初めて三本槍岳に登りましたが、槍ってつく名前から、もっと険しい山を想像してたのですが、逆にのっぺりとした山でした。なぜ、槍なんだ???と。
後日Google Geminiに聞いたところ、
『三本槍岳の由来は、昔、会津藩・那須藩・黒羽藩の3藩が、領地の境界を確認するために、この山の頂上に定期的に槍を立てた故事に由来します。この3つの藩が境界線上で槍を立てたことが「三本槍」と呼ばれるようになったと言われています。』
とのことで、山容とは全く無関係でした。

三本槍岳から引き返し、朝日岳に到着。

そしたら丁度、朝日岳東南陵のバリエーションを登ってくるパーティがいました。
あんな所から登ってくるのね~。参考になりました。

朝日岳の肩から峠の茶屋まではザレて細い登山道を歩きます。
コレは、風が強いとちょっと怖いかも。

峰の茶屋駐車場に戻り、この後は車で北温泉へ。
北温泉駐車場から見える駒ヶ滝が紅葉と相まってとても綺麗でした。

そして今回の山旅のフィナーレ北温泉旅館に到着。
こちらも温泉大好きA原さん待望の温泉宿。

受付後、屋外のまるでプールのような温泉に入浴。
というか、ここは水着で入るので、ほぼ温水プール。いや温泉プール。

泳いだって怒られません。
でも、この温泉プール、苔だらけで床はヌルヌルだし、沢登りしたときと同じ匂いがします。
なので内湯で再入浴必須。

北温泉といえば、天狗の湯が有名。
北温泉旅館は江戸後期から続く温泉旅館で、建屋の作りもおそろしく古い。
脱衣所も湯船も廊下に面していて、通行人から丸見えです。

翌朝、気温が下がりざっと雨が振りました。
宿を出てから茶臼岳を見ると、うっすらと雪を被っていました。
もう、冬ですね~。

今回は朝日岳東南陵を攻めるガチガチの山行計画でしたが、那須山の暴風に阻まれ、
ただA原さんの温泉欲を満たすだけのゆるゆる山行となってしまいました。

まぁ、でも秘湯と呼ばれる温泉に入れて私も大満足です。
たまにはこんなゆるっと温泉を楽しむだけの山行も良いですね。
いや、ホントはゆるゆる山行のほうが好きです。

ではまた、次回の山行もよろしくお願いします。

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