【北アルプスの展望台】針ノ木岳【6座縦走周回コース】
【行程】
7月21日(金) 扇沢駅6:58―大沢小屋8:18―11:57針ノ木小屋12:56―13:56蓮華岳14:05―針ノ木小屋14:48
7月22日(土) 針ノ木小屋6:28―7:31針ノ木岳8:07―8:45スバリ岳9:07―10:50赤沢岳11:12―11:59鳴沢岳12:21―新越山荘12:53
7月23日(日) 新越山荘6:01―6:54岩小屋沢岳7:06―8:24種池山荘9:06―扇沢駅11:23
【メンバー】L:S井さん、SL:OK田さん、O田(記)
今回登るのは、北アルプスのほぼ中央に位置する針ノ木岳。
また針ノ木岳には日本三大雪渓の一つ、針ノ木大雪渓があります。
黒部や室堂の玄関口として有名な扇沢から、針ノ木大雪渓を登り、蓮華岳、針ノ木岳、スバリ岳、赤沢岳、鳴沢岳、岩小屋沢岳と6座を縦走し扇沢に帰ってくる欲張り周回コースを歩いてきました。
扇沢近くの登山口から出発。天気はすこぶる良い。
針ノ木雪渓の麓まで来ましたが、今年の雪渓は融雪が例年より1ヶ月も早く、7月17日頃から雪渓を歩くことが出来なくなっておりました。残念。
雪渓の中腹にトラバースするルートが引かれ、雪渓を巻いて岩場を登る「高巻ルート」を登ることになります。
ちなみにオレンジ色のTシャツを着ている方は大町警察署の山岳救助隊の方で、「高巻ルート」への案内をされていました。
「高巻ルート」の上方には下山者向けの看板が立っていました。
初日の宿泊地の針ノ木小屋に到着。急登で結構疲れました。
ガスもかかってしまい、残念ながら眺望無し。
小屋にチェックインし荷物を軽くした後、蓮華岳へ登りますが、OK田さんは先週まで体調を崩していて、まだ本調子ではないとのことで一人小屋番。
蓮華岳はコマクサの大群生地となっており、稜線に上がるとそこから山頂までの数百メートル、ずっとコマクサの群生地が続いておりました。
こんな大群生地は初めて見ました。本当にすごい。
S井さんも、コマクサの大群生の感動でテンションMAX(笑)
体調不良で小屋番をしているOK田さんに良い土産話ができました(笑)
翌朝、針ノ木小屋の周りにかかっていたガスも晴れ、奥にくっきり槍ヶ岳が青空に突き出ています。
こんなに素晴らしい眺望だったんだ。
針ノ木岳山頂からの眺望が素晴らしかった。
一番近くには立山と剱岳が立ち並び、眼下に黒部湖が見渡せます。
針ノ木岳山頂は360℃見渡せ、南側の穂高岳あたりから、薬師岳、立山、剱岳などが見渡せました。
おじさん2人も素晴らしい眺望に大満足。
針ノ木岳から先はガレ場の急降となっており、なかなかの高度感もあり慎重に降ります。
スバリ岳山頂到着。こちらも絶景。
本日の宿泊地の新越山荘まで3.5Kmとのこと。
やや雲が上がって来ていますが、まだまだこの贅沢な稜線歩きが続きます。
贅沢な稜線歩きも終わり、2日目の宿泊地の新越山荘に到着。
この時は辺りがだいぶガスってしまいました。
山荘でビールを購入し乾杯!
このビール、賞味期限切れとの事で、通常800円のところ650円で買えました。
OK田さんは「一番搾り」が好きで毎日飲んでいるとの事でしたが、賞味期限切れであったことに気が付かなかったようで、味は変わらないようです(笑)
3日目の朝はまたもガスが晴れて素晴らしい眺望。
先週のガス男&ガス女と歩いた白根三山とは対照的です(笑)
本山行における最終ピーク、岩小屋沢岳に到着。
剱岳がよく見えます。
種池山荘で休憩。
ここからは扇沢目指して約3時間の下りとなります。
長い下りを歩き、爺ヶ岳登山口に下山。
お疲れ様でした。
S井さん、本山行の計画や小屋の予約などを行って頂きありがとうございました!
OK田さん、せっかく持ってきた新品アイゼンが履けず、ただのウエイトとなってしまい残念でしたね(笑)
今回も感動の景色と花々で最高の登山でした!ありがとうございました!
ではまた、次の山行でもよろしくお願いします。