南アルプス池口岳、奥茶臼山

【日程】
10/25 8:00 松戸= 16:00 池口岳登山口避難小屋
10/26 4:00 池口岳登山口ー7:30ザラ薙ノ頭 ー9:50池口岳北峰ー15:00池口岳登山口
10/27 4:00 避難小屋=5:30しらびそ峠登山口ー8:00奥尾高山ー9:00岩本山―10:05奥茶臼山
ー14:10しらびそ峠登山口=22:00松戸

【メンバー】(L)I 藤、S井、K志田、K林

南アルプス深南部の池口岳と奥茶臼山に男4人で登ってきました。
最初の計画では今年6月末に行く予定でしたが悪天候で延期に。
I藤リーダーが4ヶ月間温め続けてきた思い入れのある山行です。

1日目
朝8時に松戸を出発して飯田市のイオンで食料とお酒を買い、池口岳避難小屋へ向かう。
小屋で寝られるかどうかの心配をしていましたが、予想外の偶然で光岳縦走グループのY崎さん達がいてビックリ!
小屋を掃除して頂いたうえに、おでんもご馳走して頂きました。ありがとうございます。
小屋は私たち以外に来る人は無く貸切状態で宴会になり、みんなで楽しい一夜を過ごしました。
(写真お借りしました。同じ写真です)

2日目
行程が長いので3時に起床。寝ている人を起こさないように静かに準備をして4時に小屋を出発。K志田さんを先頭にヘッデンを点けて歩き出す。天気はくもりで月明りは無く、登山道は分かりずらいにも関わらずK志田さんは見事なルートファインディングでスタスタと登っていきます。噂に聞いた通りK志田さんの歩きは早く、まだ体が暖まっていない私は頑張ってついていきます。早朝の気温は思ったより低くなく、空気が澄んでいて気持ちがいい。黒薙 お揃いの色のシャツ
双耳峰の池口岳、北峰と南峰がよく見える

雲海と紅葉も見られました

黒薙から先は緩やかなアップダウンの登山道になり、手付かずの苔が一面に広がっている美しい森に心が癒されます。先頭を交代しながら歩いていき、ザラ薙平を過ぎた辺りから少し急登になってきますがS井さんも順調に登ってます。

ジャンクション手前の急な登りの途中、展望が開けた所で。
急な岩場もありますが、クサリがあるので心配なく通過できます。加加森・光岳へ向かうジャンクションを通り過ぎると20分程で池口岳北峰に到着。4か月間温め続けた山の頂に感動! みんなで記念撮影、Ⅰ藤リーダーもうれしそう。30分の間山頂を満喫して下山しました。山頂から下山後のジャンクションを過ぎた所でY崎さんグループとすれ違いました。大きなザックにテントと2日分の食料と水を持っているのに、こんなに早く登ってくるなんて脅威のスピードに驚きです。

登りはK志田さんに引っ張ってもらいましたが、下りはS井さんのハイペースな歩きに驚かされながら歩き、予定よりも早く無事に小屋に着くことが出来ました。
この日の夕食は、K志田シェフの特製ポトフです。
K志田さんとS井さんが一緒になって楽しそうに料理するポトフは大雑把な男の料理という感じですが、素材の味を生かしたとても美味しいポトフでした。夕食を済ませてお酒も無くなったので、翌日の為に早々に就寝。

3日目
前日と同じ3時起床、4時出発。空には満天の星。2日間お世話になった避難小屋を離れ、車でしらびそ峠に向かいます。この峠の標高は1830mあり、奥茶臼山2474mとの標高差644mと緩やかな登りで楽に歩けるコースです。また聖岳・赤石岳のすぐ西側の尾根なので赤石山脈の展望が望まれる絶景コース。この日の天気が心配でしたが午前中は晴れ。K志田さんを先頭にしてみんな快適に登って行きます。前尾高山
こちらは池口岳よりも苔が綺麗でした。人の手が入っていないので荒れていない、とても穏やかな雰囲気のある落ち着いた山です。
みんな同じ景色を撮っているのが面白い

出発から4時間30分で奥尾高山の山頂に到着。展望はありませんが少し先に行くと木々の間から赤石岳がよく見えます。下りも順調に進み、無事下山しました。
急な登り下りが無くて初心者でも登れる、森の綺麗な山でした。

自分だけでは行くことがなかったであろう池口岳と奥尾高山ですが、I藤リーダーからお誘いを頂いて行く事が出来たお陰で南アルプス深南部の良さを知ることができました。またK志田さんとS井さんとご一緒出来、お二人の人柄の良さを感じることが出来ました。
ご同行頂いた皆様、楽しい山行をありがとうございました。

 

 

南アルプス池口岳、奥茶臼山” に対して1件のコメントがあります。

  1. itoy より:

    K林様、皆さま、ありがとうございました。南ア深南部の美しさとともに、経験豊富な皆さまが各自を尊重しつつ真摯に山に向き合えた、大人の山行といった感じで本当に感謝です。先輩方の男ポトフ、沁みました!

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