2026年2月 厳冬期・北岳登頂(2泊3日・避難小屋泊)
メンバー:Y崎さん、Sんこさん、I原さん、I藤さん、Tま
1日目 夜叉神峠から池山小屋へ
2026/2/28 快晴
当初は五竜岳を予定していたが、強風予報のため急遽ルート変更。転進先を巡って大激論となったものの、最終的に北岳へ向かうことに決定した。この判断が大正解となる。

夜叉神峠から歩き始め、あるき沢橋へ向かう長い林道歩きがスタート。約8km、鷲ノ住山を越えるため標高差はすでに1,000m超。南アルプスらしい“アプローチの長さ”を全身で味わう。

登山口からは急登が続き、池山小屋を目指して本格的な登りへ。先頭はハイペースでぐいぐい進み、こちらも気合を入れてついていく。
道中に雪が少なく不安があったが池山小屋に到着すると、周囲には十分な雪があり、水の確保にひと安心。
食事は個人準備だったが、里芋、薩摩鶏、大根葉の煮浸しなど、山とは思えない豪華な料理がふるまわれる。お酒とおつまみも揃い宴会、翌日のアタックに向けて士気を高める。

2日目 八本歯ノコルを越え、北岳山頂へ
2026/3/1 快晴

厳冬期とは思えないほどの暖かさ。装備を調整しながらボーコン沢ノ頭へ向かう、間ノ岳や農鳥岳が大きく広がり、南アルプスの雄大さに胸が高鳴る。
ボーコン沢ノ頭からは北岳が姿を現すがまだまだ遠い。

今回の核心部・八本歯ノコルでは、ピッケルを使い慎重にクライムダウン。緊張感はあるが全員問題なく通過。主稜線に上がるとわずかな風が吹き、振り返れば白根三山の稜線、塩見岳まで見渡せる圧巻の景色が広がる。

そしてついに北岳山頂へ。360°雲ひとつない大絶景。
ここまでの苦労が一気に報われ、メンバー同士で抱き合って喜びを分かち合った。厳冬期にこの景色を独占できる幸運に、全員が大興奮。

山頂では風もなく、写真撮影と補給をゆっくり楽しむことができた。
下山はピストンで八本歯ノコルへ戻る。帰りは登り返しとなるが難しくはない。ただし雪は腐り、踏み抜きが多発。苦戦しながらも無事に避難小屋へ戻った。

途中、諦めていたライチョウにも遭遇。快晴の中嬉しいサプライズだった。

3日目 長いアプローチを戻り、夜叉神峠へ
2026/3/2 快晴
下山日とはいえ、再び鷲ノ住山を越える必要があり、標高差1,000m超の登り返しが待っている。しかし睡眠で体力は回復しており、順調に進む。

あるき沢橋に到着後は長い林道歩き。次回の山行の話で盛り上がりながら夜叉神峠へ戻った。
途中に見かけたパーティはわずか3組。北岳方面はほぼ貸し切り状態で、静かな南アルプスを存分に味わうことができた。

今回の山行は、急遽の転進、厳冬期とは思えない春の陽気、長いアプローチ、核心部の八本歯ノコル、そして360°の大絶景と、印象的な出来事が詰まった3日間となった。
厳冬期に日本第2位の標高を誇る北岳を登り切った達成感は大きく、メンバー全員が抱き合って喜びを分かち合った瞬間は忘れられない。
メンバーに感謝、お疲れさまでした。
“2026年2月 厳冬期・北岳登頂(2泊3日・避難小屋泊)” に対して2件のコメントがあります。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。



心配してたんですよ。涙が出るほどうれしい。
ご心配をおかけしました。
来年こそは五竜に行けるといいなあ。