針ノ木サーキット

雨にも負けず、秋の針ノ木サーキット駆け込み縦走

  9月末といえば、北アルプスの山小屋の「小屋閉め」シーズン。 「営業終了前になんとか滑り込みたい!」ということで、今回もあの“名物(谷川メンバー)”で針ノ木サーキットへ行ってまいりました!

さぁ雨の中針ノ木登山口、レインを着て出発です

■ 概要

  • 日程:2026年9月26日(土)~ 27日(日)

  • メンバー:L・S(初リーダー)、SL・A、O

  • ルート:扇沢 〜 針ノ木小屋 〜 蓮華岳往復 〜 針ノ木岳 〜 スバリ岳 〜 赤沢岳 〜 鳴沢岳 〜 新越岳 〜 種池山荘 〜 扇沢

  • データ:累積標高 上り2,600m / 下り2,600m、総距離 23.3km

■ 1日目:土砂降りもご馳走!?いざ針ノ木小屋まで

【コースタイム】 6:22 新幹線=長野駅=バス=9:30 扇沢 9:45 ─ 9:50 針の木岳登山口 ─ 13:30 針の木小屋 13:45 ─ 14:45 蓮華岳 15:10 ─ 15:45 針の木小屋

出発前から台風が接近中で、安定の「雨確定」(笑)。 しかし、今回初リーダーを務めるSさんは微塵も心配する様子がありません。もちろん、他のメンバーの頭にも「中止」という文字は一切なし!

扇沢駅は立山黒部アルペンルートへ向かう観光客や外国人で大賑わいでしたが、私たちが向かう針ノ木登山口方面へ進む人は……見事なまでにゼロ。

雨の日ならではの光景「針ノ木雪渓」

だいぶ登ってきました

 

この時期、名物の「針ノ木大雪渓」はすっかり溶けて通行不能。雪渓脇の岩場をよじ登っていきます。雨で濡れた岩場は滑りやすく、ストックをしまって慎重に足を運びました。(悪天のためサーキットを諦め撤退してくる方2名とスライド。)

雪渓の脇をよじ登ります。雨ですべるので慎重に

ずぶ濡れになりながら針ノ木小屋に到着すると、小屋番さんが笑顔でお出迎え。 「これから蓮華行くんですか?」「ハイ!(即答)」 私たちのあまりのびしょ濡れ具合と物好きな回答に、小屋番さんも苦笑い(?)しつつ、荷物をデポさせてくれました。

 

何か言いたそうな鬼軍曹

さらに最高の一言が。 「明日で小屋閉めなので、今日の夕食は特別メニューでお待ちしてますよ!」

これで一気にテンションが上がった私たちは、ガスで真っ白な蓮華岳へ駆け上がり、山頂でやっつけのカップラーメンを食してそそくさと撤収!

 

蓮華岳登頂!360度パノラマのはずがなぜかテンションMAXの3人

小屋に戻ると、広い乾燥室でザック、靴、下着までも乾かすことができ感動。 そしてお楽しみの夕食は……なんと本格ネパールカレー!! キャンセルが多発したおかげで、カレーもコロッケもお代わり自由!私とAさんは当然のように完食&おかわり。生ビール(1,300円)で乾杯し、ささやかな宴会を楽しみました。

ネパールカレー、やや辛口

 

■ 2日目:ピザの香りに導かれ、怒涛の“サーキット”全開!

【コースタイム】 針ノ木小屋 4:30 ─ 5:10 針ノ木岳 ─ 6:10 スバリ岳 ─ 8:00 赤沢岳 ─ 9:00 鳴沢岳 ─ 10:25 新越岳 ─ 11:40 種池山荘 12:20 ─ 14:15 柏原新道登山口 ─ 14:25 扇沢バス停

昨夜の雨で濡れた岩場や細い尾根を暗闇で歩くのは危険と判断し、出発を30分遅らせて4:30にスタート。

ここからがまさに「サーキット」と呼ばれる所以。 針ノ木岳、スバリ岳、赤沢岳、鳴沢岳、新越岳、岩小屋沢岳と幾つものピークを越える怒涛のアップダウンが続きます!

暗闇のなか細い岩稜を進みます

軍曹、岩稜もガシガシ登ります

 

 

少しガスがとれてきました

 

けっこう危険な箇所も

 

なんか絵になりますね

 

 

全てのピークをアップダウン

 

あれが劔岳だね

「あれが劔岳だね」後ろから軍曹が隠し撮り、微妙な距離感がいいね

 

 

素晴らしい稜線歩きです

しかし、今日の私たちには絶対的な目標がありました。 それは……「種池山荘で9:00〜12:00限定販売の手作りピザを食べること!」

アクセル全開でサーキットを駆け抜け、見事11:40に種池山荘へ滑り込み成功!

山とcolaとピザ、最高だね

焼きたてアツアツの焼きたてピザ(1枚1,600円)とコーラで乾杯!これはもう最高としか言えません。おすすめですので皆様もぜひ!

……と、ピザを堪能して幸せ気分に浸っていたその時。 L(リーダー)とSL(サブリーダー)がなにやらコソコソ……。

L「コースタイムは3時間10分ですが、14:40のバスに乗りたいので少し急ぎます」 O「(ん?今12:10だから……コースタイムを40分も巻くんですか!?)」 L・SL「ハイ(笑顔)」

そこからの下山はまさに激走。 なんとかバス発車の10分前に扇沢へ到着! おかげで長野駅近くの銭湯でさっぱり汗を流し、17:37発の新幹線で快適に帰路につくことができました。(ちなみにAさんは翌朝3時起きでお仕事だそうです……タフすぎる……)。

無事になんとか柏原新道登山口へ下山

■ おわりに

今回の山行で恐ろしい事実が判明しました。 当会にはA元鬼軍曹だけでなく、Sクマ鬼教官という新たな脅威が存在することが発覚……!もう誰か代わってください。どM山行すぎてついていくのが大変です。

下山後、悪ガキ2人が次の怪しい計画をささやき合っているのを聞き逃さなかったOでした。馬蹄形日帰り…(聞かなかったことにしよう……)

初リーダーとして素晴らしい計画を立ててくれたSさん、本当にありがとうございました! 「たま〜に」だったらこういう追い込み山行も……いいかもしれません。次回はお手やわらかにお願いします!

(記:O)

★山岳会では一緒に山を歩く隊員(鬼教官に耐えられる猛者)を募集中です!

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