遥かなる幌尻岳

日程  2024年8/19(月)~8/22(木)
19日 羽田空港11:00新千歳行=新千歳12:40着=(ガイド車)=とよぬか山荘着16:25
20日 とよぬか山荘8:00=(シャトルバス)=第二ゲートバス停8:55/9:10-北電取水施設11:30/11:50-幌尻山荘13:50着
21日 幌尻山荘3:00-命の水5:00-幌尻岳山頂7:35/7:50-幌尻山荘11:15/11:50-北電取水施設13:45/14:00-第二ゲートバス停16:05 17:00=とよぬか山荘18:00着 ガイド車でひらとり温泉ゆから
22日 宿=平取町アイヌ文化村=キリンビール工場見学=新千歳空港14:00 16:15発羽田行=羽田空港17:50着解散
メンバー:L:W部H・W辺K:М藤・Y田М(記)

百名山の中でも最難関といわれている幌尻岳、今回のメンバーの中にも百名山を目指している人がいるので何としてでも登りたい。天気予報があまり良くない中、やきもきしながら当日を迎えました。今回登る糠平川コースは沢の渡渉を繰り返して進んでいくので増水したら登山も中止、なので雨が降るとシャトルバスも運行中止になるのでそれが一番心配なこと。1週間前に奥多摩の沢でトレーニングをして準備万端、ここまで来たらあとは運を天に任せるしかない。

19日とよぬか山荘までやって来ました。
今日は天気が良かったけど夜から雨予報なのです。でも、バスは出るとのことでほっとしました。
とよぬか山荘は廃校になった学校を宿泊施設に変えていて、お風呂もあり売店もありました。夕食はジンギスカンでした。

20日8時のシャトルバスに1時間乗り第二ゲートまで来ました。男性二人は今回のガイドさんです。
ここから取水施設まで林道歩き、霧雨の中を歩いて行きます。行はよいよい、帰りはよれよれの林道歩き2時間。ガイドさんのザックは105Lだそうで、私たちの食材をかついてくれています。

やっとのことで取水施設に到着、沢は平水に近いようでこのまま行けることになった~良かった‼
ここで沢靴に履き替えて小雨の中を出発。最初のへつりを通って少し登山道を歩いて行く。

最初の渡渉箇所に着いたらこんな看板が、それだけ事故も多いのでしょう。平水といっても夜に雨が降ったのでいつもよりは流れも強く、浅いところでくるぶしより上くらい普通で膝くらいの水量がある。

この沢の核心四ノ沢の出会い、いまは橋ががっていてます。ここは沢幅が狭くなっているので、水圧も強く深く橋が無かったら緊張するところ。四ノ沢大滝迫力あります


ガイドさん二人にサポートされての渡渉、深いところではガイドさんが渡渉棒なるものを水平に構えてつかまって渡れた。ここは太ももくらいありますね、渡渉の歩き方にはコツがあります、上流に向かいすり足で送り出して歩くと安定します。今日の渡渉には渡渉棒の出番は4回くらいありました。

夢中で歩いていると正面に幌尻山荘の屋根が見えて無事に幌尻山荘に着きました‼

 
夕方になっても雨は止まず、山荘の中でガイドさんが夕食を作ってくれました。
メニューは豚汁と何かのかば焼き丼とポテトサラダ、美味しくいただきました(^▽^)/
山荘の中にはこんな横断幕が、十勝は違うだろうという地元のガイドさんでした。

21日 夜起きたら月が出ていて、私たちの願いが通じたのか良いお天気です。
今日は山頂に行ってからそのまま下山するので3時出発、朝食は軽めでしたが美味しかったです。
ヘッデンをつけて暗いうちから急登を登り尾根に出ました、命の水で休憩してここからがまた急登。
稜線から5時13分日の出です。

カールのふちを巻くように登っていく、気持ちの良い稜線漫歩。

7時30分登頂‼やったね、みんないい笑顔。山頂には山荘で一緒だった単独の男性と沢から登ってきたという北大の学生4名、それと幌尻岳が99座目だという82歳の男性が息子さんと一緒に登頂されました。

山頂からは日高山脈稜線と、遠くには十勝岳やトムラウシ山も見え360度の眺望

登ってきた稜線と日高山脈、お名残り惜しいけどもと来た道を戻ります
幌尻山荘に無事に戻ってきました。沢靴に履き替えて下山します。

帰りの渡渉は水量も少なくなり歩きやすい、渡渉棒も2回ぐらいしか出番がはなかった

最後の渡渉とへつりを渡れば北電取水施設に到着です。

当初はどうなるかと心配でしたが、天気が劇的に変わり最高のコンデションの中登頂することが出来ました。この糠平沢コースは渡渉がネックになります、幌尻岳に降った雨がすべて集まるので増水するのも早いけど、引くのも早いのです。渡渉が嫌だからと言って他の登山道も体力がいる、体力的に楽なのは山頂に登ったらもう一泊山荘に泊まり翌日はゆっくりと下山するのがよさそうですが、それも天気との兼ね合いで決まります。

去年、同じガイドで行ったメンバーのブログがあります。両方見ると山行がよりよくわかると思うのでアドレスを載せておきますね。

幌尻岳に行く。遠征はハプニングいっぱい。

 

 

 

遥かなる幌尻岳” に対して4件のコメントがあります。

  1. aobato より:

    一回目の挑戦で登頂でき、ラッキーでした✌️
    おめでとう㊗️
    皆様の気迫が天に通じたのでしょう。
    日高山脈の雄大な姿を見ることができ羨ましいです。

    1. mogu より:

      aobatoさん、ありがとうございます。
      今回登ってみて幌尻岳に登る難しさがよく分かりました。
      登山の厳しさよりも、天気に左右されるのが一番厳しいですね。
      私たちの後のツアーはシャトルバスが出ないということでしたので
      本当に私たちはラッキーだったと思います。

  2. ぴよちゃん より:

    山行1週間前の小坂志川中流での練習が効いたおかげで、渡渉中に転倒する人もいなくて本当に本当に楽しい幌尻岳でした。
    昨年から計画をすすめてくれたH美リーダーと、箸やタオルを貸してくださったみなさんに感謝してます。

    1. mogu より:

      ぴよちゃん、奥多摩の沢は練習になったのかな~もう少し水量のあるところですればよかったと、今回遡行して思いました(笑)
      本当にH美リーダーは、当日まで行けるかどうかわからずに心配していましたよね。
      無事に登頂出来て私たちはラッキーだったと思います。
      ありがとうございました。

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