忘年山行山行 青木ヶ原樹海を歩く

2022年12月、縦走分科会の忘年山行に参加しました。2日目に参加した青木ヶ原樹海歩きをレポートします。

宴会の様子はこちら

 

朝8:30「セイコウ荘」を出て10:00「西湖蝙蝠穴管理事務所」ガイドをお願いして、青木ヶ原樹海の散策をします。蝙蝠は冬は越冬保護の為見ることはできないそうです。森に入る前に青木ヶ原の成り立ちなどを伺いました。皆んな真剣です。青木ヶ原樹海は富士山から流れ出た溶岩の上にできた森林で、至る所に溶岩が流れた後の「溶岩トンネル」を見ることができました。溶岩の上にできた森なので、溶岩より下には根を張れない為、根っこは横に張っていくしかなく、木にとっては過酷な環境だそうです。深く根を張れないから、風には弱くて、均一に光を求めるために、樹齢の長い太い木も、若くて細い木も、ほとんど同じ高さになっているのが特徴なんだとか。遊歩道はこんな溶岩の流れたままの上を歩いたりします。溶岩が波型を作っているのがよくわかる。 「森のエビフライ」食べ物が少ない冬の森で、リスが松ぼっくりの〝かさ〟部分に付いてる種を食べた後に残る、芯部分なんだって。確かにエビフライだね。光を求めて細く上に伸びた木が、雪に押されてアーチ状になるのも森の特徴だそうです。こんなアーチが至る所にある。五葉松(ごようまつ)の葉を皆んなで探したり。普通の松葉は針葉が2本ですが、五葉松は名の通り5本の針です。見つけるのが楽しい。ガイドさんに青木ヶ原の事を色々聞きながら、最後は国指定天然記念物「竜宮洞穴」にきました。大きな溶岩洞窟の底に祠があり、パワースポットなのだそう。底の方はひんやりしていて、清浄な空気の流れる場所でした。

 

 

 

 

ここでガイドさんとお別れして、紅葉台の方へ上がっていきます。じっくり青木ヶ原を散策した後は、樹海を上から見る予定です。展望台から景色を見ようとレストハウスの扉を開けたら、松戸山の会のお父さんと偶然会うことができました!朝旅館で分かれて、各班自由に山を登ってたはずなのに、偶然合流してしまいました。なんという偶然!展望台は良いよ、とお父さんにも勧められて300円を払って上に上がりました。富士山も、さっきまでいた青木ヶ原樹海も綺麗に見えました。無料で樹海を眺められる三湖台にも行って、青木ヶ原を満喫してきました。

 

 

さいごに

忘年山行を計画してくださった皆様ありがとうございました。ガイドさんの案内の元、自然を楽しむのも良い思い出になりました。自然保護のために散策ルールを守ことも、大切な事だと思いました。
山の会の恒例行事で、たくさんの仲間と交流ができて楽しく1年を語らうことができました。感謝の気持ちでいっぱいです。

 

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