幌尻岳に行く。遠征はハプニングいっぱい。
2023年8月24日(木)〜25日(金)北海道の幌尻岳に登って来ました。
コースタイム:
23/成田〜新地千歳
24/登山口9:00-渡渉-幌尻山荘14:30(歩5:30)
25/山荘3:00-命の泉分岐5:20-幌尻岳7:20-幌尻山荘11:15-渡渉-登山口16:40(歩13:40)
26/新地千歳〜成田
メンバー:男性1・女性4・男性ガイドさん2
前日、新千歳空港到着。今日は移動だけ。本当ならお盆を過ぎると涼しくなるらしいのですが、今年はずっと30度以上の猛暑日が続く異常気象らしく、汗が止まりません。
なのになぜか、熱々ラーメンを食べに行く我ら。ガイドさんは、おしゃれなカフェのパスタランチをオススメしてくれたのですが(女性多かったからね)、イエイエわたしらにはこれで十分す。むしろこっちが好き。餃子もぶち込む。今日のお宿は「ホテル駿」新しくて快適お宿でした。
だがしかし!クーラーがない!!!ビールで内側から冷却するも、寝苦しい夜を迎える。
翌朝
9:00登山口に到着し、体操する。よっしゃ登るぞ!このあと灼熱の2時間の林道歩きが始まる。これがもう、暑いのなんの。サウナの中を2時間歩くに等しい。頭が沸騰して、この時点で心が折れる。山頂無理かもって思っちゃいました。頭沸騰してたからでしょうか、往来の車除けたつもりが、Bさんのザックの雨蓋車に轢かれてしまいました。共同食料が犠牲に。まあ潰れても食べられるよっ!
沢に入る前にガイドさんから「携帯トイレ」の使い方をおさらい。幌尻岳はおトイレ持ち帰り推奨。慣れると、このトイレかなり快適。おトイレもちゃんと学ぶと、綺麗な山が維持できるんだなーと勉強になりました。
やっと沢に到着した事で生き返った。ここから楽しい沢歩きです。ガイドさん曰く、この日は川の水量が少なかったらしく、渡渉しやすかったです。あえて川に浸かって涼をとる。きもちいいい。
そして来ました、幌尻山荘!5時間歩いて、暑さもあって結構へとへとです。夕飯はガイドさんが作ってくれるので、ご飯ができるまで宴会をして待つだけ。今年から小屋番さんが変わって、ビールの販売が始まったらしく、極楽のひとときを過ごす。夕飯は豚汁と蒲焼ご飯とポテトサラダ。この豚汁が激うま。そして蒲焼ご飯もアルファ米とは思えないほど美味しかったです。山荘内は狭いので、軒下にザックをしまうシステム。翌朝事件が起きるとは、この時は知らず、グースカ寝ちゃうのでした。
翌朝
夜2:00。ガイドさんが軽食を用意してくれて、眠い目を擦ってなんとか出発の準備をする。軒下にザックを取りに行くと、ザックの間にネズミちゃんがチラホラ。
まさかと思ったら、板さんのザックがネズミに齧られて、中に入れていたパンが粉々になっていました。板さんネズミが大嫌いらしく「もうザックに触りたくない」「ネズミが背中を這いまわってる」って言って意気消沈してました。申し訳ないですが、お腹よじれて笑っちゃいました。
暗い中ヘッテンで歩き始め、だんだん日が登って来ました。急坂を頑張って来たけど、残念ながらガスで景色が真っ白。そしてついに到着!でも真っ白。来れただけ良いよね!と痩せ我慢してます。ここまで4:40頑張った〜。
ところが下山を始めると、だんだんガスが晴れて来ました。見えてくると、山の大きさにびっくり。私たちこんな所上がって来たのか!北カール。山頂は残念でしたが、半分だけでも絶景を楽しむ事ができました。写真を撮るても止まらない。
小屋に戻って再び沢靴に履き替える。さあ、これからさらに下山するぞ。帰りもヒエヒエの川の水を満喫して下山しました。歩程13:30!最後の力を振り絞って、17:00のバスに乗って帰ることができました!
お宿は「ひらとり温泉ゆから」とにかく綺麗で、食事が美味しいお宿でした。クーラーありました。完走できてよかった〜。ご褒美のビールは美味しいです。
帰路最終日は帰るだけなので、朝からゆっくり朝食を食べて過ごしましたお昼はもちろん、ジンギスカンとビール園。工場直送ビールで昼間から酔っ払う。酔った勢いで人文字で「KIRIN」を表現して北海道を後にしましたとさ。青さんの(N)が酷い。
ザックが車に轢かれ、ネズミにリュックを齧られ、酔っ払って帰る。あ、山頂も踏んだよ!と、遠征登山はとにかく色々あって楽しかったです。リーダー、ガイドさん、ありがとうございました。
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キンニクマンさま
ブログアップありがとうございます!
本当に内容の濃い~山行でした。
リーダー、ガイドさん、みなさまに感謝です!
酔っぱらいのN、お恥ずかしい~(汗)
2日目の 朝3時〜16時30分 よく歩きましたね~
異常な暑さを渡渉で冷やし(^o^)最高でした
山のあなたの空遠く
「幸」住むと人のいふ・・・
山のあなたの空遠く 幌尻岳はありました。
そこは笑いあふれる「幸」が住んでいました。
楽しい事がありすぎて、
思い出がまた一つ ミルフィーユに加わりました。
Thank you all.