遥かなる笈ヶ岳

日程&コース 2024/13 8:30上野=11:00金沢=一里野温泉 ホテル牛王印 泊

4/14 3:00一里野登山口ー6:30山毛欅山ー9:10冬瓜平ー11:40小笈ヶ岳ー12:00ー12:30小笈ヶ岳ー14:30

冬瓜平ー山毛欅山17:50ー20:30一里野登山口 ホテル牛王印 泊

4/15 10:00宿発=12:00金沢ー19:20金沢=22:30松戸

 

メンバー   I藤 M藤 O崎 O倉 A柳

 

どこからかの風の便りで、笈ヶ岳は大変な山だよー、藪漕ぎが酷くて雪の付いてる残雪期にしか行けない200名山最難関と言われている山だよー、とは耳にしていましたが...

今回、勇気とスキルのあるI藤リーダーの下、ドキドキ、ワクワクしながら大チャレンジのメンバー5人で笈ヶ岳に行って来ました。

最初に言っておきますと、辛い、苦しい、キツイ、痛い、まだつかないの、いやさっきもこんな景色だったよね、遠い、もういや、へとへと、だけど歩かないと着かないし、誰か、誰か助けて~、助けて神様仏様キリスト様アラー様~、などの文言が山行中は頭の中を駆け巡っておりました。

では、距離20.7㎞、等高差2270m、17時間半に及ぶ格闘の記をどうぞ~

やってきました金沢駅。みんな夢と希望に満ち溢れた表情です。これからまちうける苦行も知らずに

金沢と言えば回るお寿司の美味しいことで有名ですね

これは地元のオススメ握りのガスエビと... 新鮮で美味しい~!

宿に向かう途中で。  桜と新緑と白山が美しい~

宿につき、翌朝のためにIリーダーとOさんが、取りつきまで下見に行ってくれました。

これがすごく役に立ちました、ありがとうございます!

宿の夕食、牛ヒレ肉と野菜のオイルフォンデュ。お肉が柔らかくとろけそうで美味しい~

登山口のすぐ近く、北陸応援割の使えるこの宿は、Mさんが見つけてくれました、感謝です!

で、この次に翌朝3:00出発のまだ真っ暗な中のメンバーの写真...

が見つからないので、少し明るくなって...

こんな道なき道の藪漕ぎが続きます。しかも急登...

藪からひょっこり 爽やかですね

急登なのよ つらいのよ

途中の森の中で、グルルルル...グルルルル...という重低音の唸り声をみんな聞きました。もしや熊...?

スタートから3時間半、山毛欅山につきました  まだ余裕のあるメンバー

雪も増えアイゼンをつけました

このあたりまできてやっと、笈ヶ岳が見えました! 中央にあるポチっとした突起です。右側の稜線を巻いて行きます。遠い(泣)

こんな藪と雪との格闘の繰り返し。全身にビシバシと小枝大枝に攻撃され、連戦連敗

雪の瘦尾根を下る。 どんどん下る... 帰りは登るんだけど

疲れもたまり、ちょっと壊れてきましたね

後ろに笈ヶ岳が~! ずいぶん近づいてきました  でもまだ遠い(泣)

後ろには神々しい白山が   へとへとの私たちの背中を押してくれました

白山、圧倒的なスケール、美しいことこの上なし!

さっきより近づいてきました  ...でもまだ遠い...

冬瓜平あたりを行くメンバー  撮影してくれるリーダーの速さときたら、もしかして無重力?Mさん曰くゼンマイ仕掛け

やっぱり近くなってる~  稜線を目指して行くぞー

稜線に上がったーと思ったら、急な下りでございました

稜線アタックの前に休憩は必要ですね  おっとOさん、ガイドさんっぽい^^ 癒しのトークをありがとうございます

やっぱり急な登りを徐々につめ

ゼイゼイ、はーはー、あーキツイ!  だがしかし、苦痛に喘ぐメンバーを撮影するリーダーの余裕...

こんなクラックもあります

振り返れば白山の大展望が広がっています  あと少し、頑張って、と女神さまの微笑みかな

白山と女子会

きたきたー 小笈ヶ岳    これまでもうちょっと、とかあと少し、とか何度リーダーに騙されたことか

ほらやっぱり下るんやないかーい

つ、ついたーーー!笈ヶ岳山頂ーーー!

入会してまだ日の浅いあんこちゃんは感動して涙し。

この写真を見るとあの時の気持ちが甦り、胸が熱くなります...

夢にまで見た山頂での至福のひと時

名残惜しいけれどすぐに下山にかかります

下山しながらご褒美の景色を楽しみます

す、て、き

遥か彼方に北アルプスも見えます

笈ヶ岳が大きな翼を広げて私たちを見送ってくれました

めっちゃ急な下り。これよく登ったなあ   トラバースも長く気が抜けません

遠くなる笈ヶ岳...  かっこいい山だなあ

この後、アップダウンが続き、日も暮れ、藪漕ぎ、激下り、真っ暗の中、発電所の送水管横の900段の階段を下り、トラロープ2本を下り...

途中で電波を捕まえたMさんが宿にちょっと遅れると連絡してくれてましたら、親切な宿のご主人が登山口の手前まで車でお迎えにきてくれていました。ボロボロ、ヨレヨレ、ドロドロ、ヨロヨロ...の私たちには神さまに見えました。そんな中、リーダーだけはシャキッと車回します、と一人颯爽と歩いて行かれたのでした。くー、リーダー男前!

死闘から一夜明け。

新幹線の時間まで、金沢城公園、兼六園などを見学し

春爛漫の桜の下、その場の品位にふさわしくないピーーーーーーーーーというトークを繰り広げ

登頂禁止の山崎山の前で。私たちを門前払いしましたな、事務局長^^

 

そんなこんなで笈ヶ岳山行は無事に(かどうかは不明)終了しました。

メンバー全員揃って山頂を踏めて下山できて本当に良かったです

Iリーダー、Mさん、Oさん、Oさん、お世話になりました。ありがとうございました!!!

 

 

 

 

 

遥かなる笈ヶ岳” に対して13件のコメントがあります。

  1. mogu より:

    皆さん、よく頑張りましたね‼
    それも日帰りとは・・・恐れいいりました。
    でもね、こういう気力体力のいる山は、若いうちに登っておいて正解です。
    私の年になると行こうという気力もありませんから(笑)
    こういう山行は一生の思い出になりますね。
    お疲れさまでした。

    1. ぴよちゃん より:

      ありがとうございます
      ぼろぼろ、涙ぽろぽろでしたよ 笑

  2. ぴよちゃん より:

    ブログありがとうございます (⁠っ⁠˘⁠з⁠(⁠˘⁠⌣⁠˘⁠ ⁠)
    大変だったね、という一言では言い表せない経験…
    リーダーのI藤さんに感謝ですね

    1. KB より:

      ぴよちゃん
      本当にお疲れさまでした!
      もうリーダーI藤さんには感謝の気持ちでいっぱいです
      そしてこのメンバーで行けて良かったです~
      またよろしくお願いいたします
                    KB

  3. KB より:

    moguさま
    コメントありがとうございます!
    はい、5人で完投できたのも、山の会の先輩方の教えのおかげだと思います。
    本当に一生の宝物、になると思います。

    またどうぞご一緒させて下さいませ
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  4. itoy より:

    皆さま、本当にありがとうございました。登頂した時と無事下山できた時は本当に感動とほっとして…
    天気に恵まれすぎて、暑さからの水分消費と距離の長さ、キツさが半端なかったですね。
    金沢での前後の行動もとても楽しかったです。

    1. KB より:

      itoyさま
      リーダーお疲れさまでした!
      I藤さんのおかげでメンバー全員登頂でき、下山できたのだと思います。
      これからの山行もですが、金沢の前後のトークの膨らみに期待します ぶふっ
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  5. あぐり より:

    4人が待ち受ける二畳ほどの笈ヶ岳の山頂にたどり着いた時、涙が自然と込み上げてきました。あの日5人だけあの山頂にいたことは、夢のようですね。過去いち辛い山行でしたが忘れられない思い出となりました。リーダー、そして同行していただいた皆様に感謝です。ありがとうございました。

  6. KB より:

    あぐりさま
    泣けてくるコメントをありがとうございます。
    本当に、辛かった、という言葉では全然足りないくらいの山行でしたね
    このかけがえのない時間をメンバーで共有できたこと、感謝の気持ちでいっぱいです
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  7. oguram より:

    行く前に皆さんからの情報を見れば見る程、私が行って大丈夫だろうかと不安でしたが、リーダー始め皆さんのおかげで山頂を踏む事が出来ました‼︎
    本当、一生の思い出です(≧∇≦)
    ありがとうございました‼︎
    次は、白山楽しみです。

  8. KB より:

    ogramさま
    本当にお疲れさまでした!
    入会されてまだ新しく、不安がたくさんでしたよね健気に歩く後ろ姿が目に浮かびます
    ほんとリーダーのおかげですね
    山頂のあんこちゃんの涙はきれいでした
    ぜひ白山で死闘を繰り広げましょう
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  9. siva より:

    熊にウォッチされていたんじゃないの。一番後ろの人がだいたい狙われる。みんな強そうなヒトだったから見ていただけか。こっちとら笈ヶ岳帰りなんだぜとな。確かに熊が多い地域だ。10年前白山から下りて来た時、熊棚を見たし、一里野温泉で泊ったI間山荘のオヤジが猟師で客が熊寿司を食べていたし。

    1. KB より:

      sivaさま
      コメントありがとうございます!
      な、なんですと!熊が多い地域だったのですか!熊棚、熊寿司…遠い世界の話かと思っていました
      あの辺では一番後ろは歩かないことにします(笑)          
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