初夏の三窪高原へ💨

【日程】 2026年5月31日(日)一班山行

【メンバー】  K地(L)、N埼(SL)、S藤(ち)、O川(悦)、S木(知)、Y口、S木(ひ)、T(晴)、H(恭)、R(記) 計10名

行程】  ①新八柱 5:10 = 西国分寺 6:10/6:26 = 高尾 6:52/7:05 = 塩山 8:14、②松戸 5:24 = 日暮里 5:40/5:43 = 神田 5:52/6:01 = 高尾 7:01/7:05 = 塩山 8:14;塩山駅 8:30 バス(週末のみ運行)= 9:20柳沢峠 9:30 ー 柳沢ノ頭 10:10 ー 分岐 10:20 ー 鈴庫山 11:10 ー分岐 11:35 ー ハンゼノ頭 11:55 ー 12:20 三窪高原・四等三角点 ー 13:00 板橋峠 13:20 ー ハンゼノ頭 14:30 ー 柳沢峠 15:20 *柳沢峠バス 15:40 = 塩山駅 16:30

 

K地リーダーに連れて行っていただくツツジ鑑賞は、いつの間にか恒例行事になりました。今年は、山梨県甲州市にある三窪高原へ足を延ばしてきました。

三窪高原は、秩父多摩甲斐国立公園の入口にあたる柳沢峠の西側一帯に広がっています~大菩薩観光協会

5月31日、関東の平野部ではすでに気温が30度近くまで上がり、すっかり夏のような暑さでした。しかし、バスを降りた柳沢峠は標高約1,500m。涼しく爽やかな空気に包まれていました。

登山前の集合写真も恒例になりました

今回のルートは、柳沢峠からスタート。まずは「鈴庫山(すずくらやま)」へ向かいました。この短い区間にはアップダウンがあり、今回のコースの中では少し歩きごたえのある、山道らしい道でした。

鈴庫山山頂からの眺めは抜群🥰

🗻山頂の雪が例年より少ないように感じ、少し寂しくなりました😢

鈴庫山の後は、道標に従って板橋峠方面へ。高原を吹き抜ける涼しい風が本当に心地よく、歩いているだけで心まで軽くなっていくようでした。アクセスさえもう少し良ければ、何度でも通いたくなる、魅力あふれるルートです。

新緑の中に咲く、鮮やかなレンゲツツジ。 赤い花と若葉の緑が、山道を明るく彩っていました。

三窪高原には、県下における有数なレンゲツツジの群落が広範囲に分布しています。レンゲツツジは、朱赤色で径6cmほどの大きな花が枝先に数個集まって咲く落葉低木です。花色は、濃紅色のものから黄赤色にいたるまで、株によっていろいろであり、日本の特産種で温帯に発達した二次植生の典型と言われています。

ミツバツツジ越しに望む、甲州市街と雄大な山並み。

今回のコースで一番景色がきれいだった、ハンゼノ頭の山頂。

このあたりは、東京都水道局が管理する水源林の一部です。奥多摩町・小菅村・丹波山村・甲州市にまたがる広大な森林で、面積は約26,000ha、東京ドーム約5,600個分にもなるそうです。

のんびり歩きながら楽しみにしていたツツジですが、事前に聞いていた通り、以前に比べるとその数はかなり少なくなっているように感じました。

かつては10万株ものレンゲツツジが咲き誇った三窪高原ですが、ニホンジカの食害により、2007年には「ツツジ祭り」が休止に追い込まれました。本来、シカは毒のある植物を好まないとされていますが、冬場の深刻なエサ不足により、新芽や樹皮までかじってしまうそうです。登山道沿いに残る立ち枯れた株が、その痛々しさを物語っていました。

現在、高原では防鹿柵やネットを設置し、ツツジを守る取り組みが続けられています。今でも美しい朱色の花が見られるのは、ネットの内側や、人の出入りがある柳沢峠周辺など、限られた場所が中心です。予算や景観の都合上、高原全体を囲うことは難しく、ネットの内側でなんとか持ちこたえているのが現状のようです。

シカが食べないマルバダケブキなどの植物が増え、植生の変化も進んでいるように感じる一方、ネットに守られて咲くツツジの姿はどこか切なく、自然を守ることの難しさを痛感しました😢

防鹿ネット、東屋、そしてフキのような大きな葉を広げるマルバダケブキ。シカが好まない植物のため、三窪高原では目立つ存在になっていました。

この日、もう一つ思いがけず楽しかったのが、わらび採りでした。夢中になって採っているうちに、写真を撮る余裕もなくなってしまいました。そこで今回は、持ち帰ったわらびの写真を載せることにします。山菜採りがこんなに楽しいものだとは、思ってもみませんでした😆

わらびは人間にとっては春の山菜として親しまれていますが、独特の苦みやアクがあるためか、シカはあまり好んで食べないそうです。そのため、シカの食害が進んだ場所でも、わらびのような植物が残っていることがあります。

翌日の朝食には、前日に採ったわらびがさっそくT(晴)家の食卓に並びました。 T(晴)さんのお母さまが手際よく下処理してくださり、見事な一品に💯 その手際のよさに、感心とうらやましさでいっぱいになりました。

S藤(ち)さんは、重曹でわらびのアク抜きをされたそうです。 シカがこの技術を覚えたら、人間の山菜がなくなってしまいそうです😵

新しく会に入られたH(恭)さんから、わらびのアク抜き中の写真が届きました。
山菜のことを少し知るだけで、山の楽しみがまた一つ増えたように感じます。
いつか「山菜採りの部」ができるかもしれません😋

S木(ち)さんは、しばらくこのまま飾って、わらびの香りを楽しむそうです🌿
小さな花瓶は、なんと楊枝入れとのこと。なるほど、こんな使い方もあるんですね😀

新緑とツツジに囲まれて一息つく、頼れるリーダーのK地さん。K地さんが手書きで作ってくださったルート図は、温かみがあり、とても分かりやすくて、デジタル時代の今だからこそ、とても重宝しました。K地さん、いつもありがとうございます。これからも、きれいな花の山をたくさん企画していただけるのを楽しみにしています。

 

🌼 植物ノート 🌼

フイリフモトスミレ( 斑入麓菫)
フモトスミレの葉に白い斑が入るタイプです。小さな白い花はフモトスミレとよく似ていますが、葉の模様が美しく、見つけるとうれしくなるスミレです。つまり、花より葉っぱを見るのがポイントです🌿

ニシキゴロモ(錦衣)
シソ科キランソウ属の小さな多年草です。漢字では「錦衣」と書き、葉脈が紫色を帯びて美しく見えることが名前の由来とされています。林内や林縁などで淡い紫色から淡紅紫色の小さな花を咲かせ、花期はおおむね4〜5月です。

クリンソウ(九輪草)
サクラソウ科サクラソウ属の多年草です。漢字では「九輪草」と書き、花が茎を中心に輪になって何段にも咲く様子が、仏塔の先端の「九輪」に似ていることが名前の由来とされています。山地の湿った場所や沢沿いなどに生え、花期はおおむね5〜6月です。林道に咲くクリンソウ、可憐なのに、どこかたくましい💖

マルバダケブキ(丸葉岳蕗)
山地や高原の湿った場所に生える多年草です。大きく丸い葉がフキに似ており、夏には黄色い花を咲かせます。群生するととても目立ち、山道でもよく目を引きます。一方で、有毒成分を含むため、シカなどがあまり食べない植物とされています。そのため、シカの食害で他の植物が減った場所では、マルバダケブキが目立つこともあります。美しい花ですが、山の植生バランスの変化を教えてくれる植物でもあります。*右の写真は、「かぎけん花図鑑」よりお借りしました。

初夏の三窪高原へ💨” に対して5件のコメントがあります。

  1. 万歩計 より:

    去年の三窪高原から倉掛山までのブログのつたない地図が出てくるとは!
    本当にいつも色々と調べてくれてありがとう!
    今回は板橋峠まででしたが、あの先に自然のわらび畑があります
    今度は若い方々で、山菜採り&倉掛山縦走にどうぞ!

    1. rinz より:

      万歩計さん、コメントありがとうございます。
      去年の三窪高原のブログを拝読しました。手書きの地図がとても印象的で、今年のブログでも紹介したいと思いました。
      板橋峠の先に自然のわらび畑があるのですね。「山菜採り&倉掛山縦走」、とても楽しそうです。いつかご一緒できたらうれしいです(⁠✿⁠^⁠‿⁠^⁠)

  2. siva より:

    標高1600mでも鞍部を渡る風が爽やかでした。ワラビの萌え萌えを摘まんで顔を上げるとブナの若葉が青空に映えていました。

  3. rinz より:

    sivaさん、コメントありがとうございます。
    「ワラビの『萌え萌え』」や「ブナの若葉が青空に映える」という表現は、まるで俳句や詩の一節のようで、読んでいるだけで情景が目に浮かぶようです♡(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)⁠✧⁠*。

  4. siva より:

    なるほど、ワラビを活けることには気が付きませんでした。6月の表紙写真にいいですね。

コメントを残す