ヤマオ、南アルプスを行く!
みなさん、こんにちは。 katsuです!
今回私は、ヤマオと共に南アルプス南部を縦走して来ました。
さて、皆さんは、TJARという山岳レースをご存知でしょうか?
数年前までNHKBSで放送していたので、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
日本海の早月川河口から北、中央、南アルプスを縦断し、静岡の大浜海岸まで走る、
総距離 約415キロの狂気のレースがあります。
僕はTJAR(トランス・ジャパン・アルプス・レース)のファンですが、
僕以上に熱狂的なファンが居ます。今回はこの人(ヤマオ)が主人公となる山行をして来ました。
コース全てを一度に歩く事は僕ら凡人にはとても出来ませんが、
山岳コース後半の南アルプスの部分を歩いて、怪物たちの奮闘を応援できればと
歩く事にしました。
もちろん雄大な南アルプスの大パノラマや、3000mの稜線歩きも楽しみます。
メンバーはヤマオことTJARの熱狂的ファン、気は優しくて力持ちのA元さん
山ジジイことKS田さん、紅一点の女神A柳さん、そして山行中ずっとヤマオに
陽水、陽水とイジられていたkatsuの4名です。
(ただ赤いサングラスが似ていただけなのに、、、)
我々3名は小屋泊ですが、ヤマオのA元さんはテント泊です。
予定していた行程は、
8/12 伊那に前泊し、翌日列車とバスを乗り継いで、鳥倉登山口まで移動し、
登山開始。 三伏小屋まで移動。
8/13 三伏小屋から、烏帽子岳、小河内岳、板屋岳、前岳を経て荒川小屋まで移動。
8/14 荒川小屋から、荒川岳ピストン、赤石岳を経て百間洞山の家まで移動。
8/15 百間洞山から中盛丸山、兎岳、聖岳を経て、聖平小屋まで移動。
予定の茶臼小屋はクリック合戦に負けて、予約が取れませんでした。
(※ヤマオA元は、上河内岳を経て、茶臼小屋テン場まで移動)
8/16 聖平小屋から椹島まで下山。
(※ヤマオは茶臼小屋から畑薙を経て白樺荘まで下山)
前日の11日、仕事のあるヤマオは夜合流する予定で、先に3名は新宿から高速バスに乗り
伊那駅前のビジネスホテルに到着。夜になりヤマオが合流して、近くの居酒屋で軽く決起集会を
開き、今回の山行の安全と成功を誓います。
翌日は伊那発の始発に乗り、伊那大島まで列車に揺られ、伊那大島からバスに乗り換え
鳥倉登山口まで移動しました。予報はあいにくの雨。途中からカッパを着ましたが、
気温も上がらず、三伏峠に着く頃には体はかなり冷えてしまいました。11:51三伏小屋到着。
ヤマオはテン場へ、我々は小屋へ テント設営後、みんなで食堂に集合し、
夕食まで軽く一杯。 僕は小屋で昼食にカレーを食べましたが、
夕食のメニューはなんとカレー!(トホホ)
夕食前にTJARの1位の選手が、夕食後に2位の選手が通過して行きました。

冷たい雨がしとしと降ってました。8月なのに冷えました。

夕刻、雨も上がりテン場で黄昏るヤマオ!
翌2日目は、朝食と昼食をお弁当にしてもらい、4時にスタートしました。
まだ暗いうちに、ヘッデンを付けて登ります。まずは烏帽子岳(2784m)、
続いて小河内岳(2802m)を通過。 途中の高山裏避難小屋で休憩していると
3位の選手が通過。みんな清々しいです。

4時スタートで、まずは本日の1座目。 烏帽子岳(2784m)

続いて小河内岳(2802m)。 あたりは真っ白です。
お花畑に下りて行きます。
この日は、午前晴れのち曇りで、午後雨の予想だったので、
早めに荒川小屋に到着しました。(14:40) 到着と同時に雨が降り始め、
間一髪セーフです。

ようやく、霧が切れてきて素晴らしい眺望を楽しみます。気持ちの良い稜線歩き。

荒川・前岳への厳しい登り

荒川・前岳山頂(3068m)山頂独り占め!
荒川小屋でも上位の選手が続々通過していきました。
我々にあてがわれたのは3階の薄暗いスペース。垂直の梯子を大荷物を背負って登りました。
良く見えないので、昼からヘッデンをつけて荷物整理しました。(ガックリ!)
荒川小屋ではヤマオも一緒なので夕食後、軽く反省会です。
この日の夕食もカレー!僕は今回の山行で3回連続でカレーを食べてます。
なお、この時に山小屋のテレビにNHKBSが映っていて、松戸、市川などに
大雨特別警報レベル5が発令されている事を知り、大変な事が起きているのを知りました。
家族との連絡が取れない中、無事である事を念じつつ眠りにつきました。
3階はスペースがかなり狭く。足元にザックを置いて、脚を曲げて寝る事に、、、
3日目も4時スタートです。今日はこの山行初めての3000m峰の通過です。
当初、荒川小屋から荷物を小屋にデポして、悪沢岳まで登り返す予定でしたが、
午後から雷雨の予報のため、今回は悪沢岳(東岳)はスキップして、
赤石岳を目指す事にしました。

赤石岳に向けて、気持ちの良い稜線を歩いていきます。
大聖寺平までは緩やかな稜線を歩きますが、前方には小赤石岳の巨大な山塊が見えています。
小赤石岳の山頂に向け、急登のザレ場を登っていきます。

小赤石岳への急なザレ場を登っていきます。
苦しいですが、そんな中、また選手が一人、我々を追い越して行きました。
抜かれ際に声援を送ります。
小赤石岳(3081m)を過ぎると赤石岳はもう直ぐ。

小赤石岳(3081m)山頂到着
ビクトリーロードを歩いて、8:29。一座目の百名山、赤石岳(3121m)に到着!
あいにくの霧の中で、景色は殆ど見えず、真っ白でした。

赤石岳山頂(3120m)。やはり、ここも何も見えません。
山頂からちょっと下がった所に避難小屋があり、ここで朝食のお弁当を頂きます。
その後、馬の背のような痩せ尾根を下り百間平まで行きます。
時折見られる素晴らしい景色に感動しながら、時にはお花の写真を撮ったり、
大パノラマの写真を撮ったり。でも着実に進んで行きます。
百間平で小休止している間に、また選手が通り過ぎて行きました。
百間平を過ぎて、百間洞山の家までザレ場を、スリップしないように
慎重に下って行きます。
途中、前方からどこかで見たような人が、3人連れでやってきます。
ヤマオはすぐに気付いて、、、 前回優勝の土井選手です。
今回はエントリーせず、選手の応援だそうです。
少し喋って、握手をして貰いました。 そうすると
一緒に写真撮りましょうと言ってくれてお仲間の人が
写真を撮ってくれました。
もう感動で、A柳さんは涙目です。
土井選手は大阪の消防局に勤めていらっしゃって、すごく気さくな方でした。

土井選手と一緒に、パチリ! 思い出になりました。
そうこうしているうちに、昼頃に百間洞山の家に到着しました。
ここでヤマオと一旦お別れです。
彼は明日午前2時に出発し、聖岳を登頂後、上河内岳を経て
茶臼小屋のテン場でテン泊の予定です。
百間洞山の家は以前はトンカツの食事提供がありましたが、
今は素泊まりのみです。 夜は各自が担ぎ上げて来た
食料を食べますが、長期山行で荷物が重いので基本アルファー米です。
3人になって少し寂しくなりましたが、ささやかな反省会をして寝ました。
4日目も4時スタートです。4日目となると食料も減って来て、
ザックも幾分軽く感じます。
暗い中、ヘッデンを着けて、まずは中盛丸山(2807m)に向けて進みます。
歩き始めの急登に苦戦しながらも、歩みを進め頂上到着。ここでも霧で眺望は無し。
風が強く寒いので、写真撮影後直ぐに兎岳に向かいます。 ウサギという名前の割に、
厳しい急登や崖が続きます。足場が悪いので、ザックを引っ掛けたりしないよう
注意しながら歩きました。頂上が見えないので、この急登がいつまで続くのかと
ヒーヒー言いながら登っていくと、霧の中から突然ピークが現れました。(6:45)
ここでも風が強く、止まると体が冷えてしまうので、すぐに下ります。

兎岳山頂(2818m)笑ってますが、風が強くて寒い!
今日は朝からほぼ霧の中。絶景がほとんど見えません。苦行のような山行です。😅
ただ雨はそれほど強くないので、カッパを着たり脱いだりの繰り返しです。
最後の壁のような急登を登り切ると、聖のピークが見えて来ました
ここからのビクトリーロードを進んで、9:25聖岳登頂です。

聖岳山頂(3013m)今回、2座目の百名山です。
聖岳のピークでは、携帯の電波が通じていて、家族に安否確認です。
みんな無事との事で安心しました。メンバーそれぞれのご家族も問題ないという事で
安心して歩けます。
急なザレ場をスリップしないように慎重に下り小聖に。あとは樹林帯の中を
薊畑まで降りると斜面は緩み、難所は抜けました。
その後、木道が現れると、聖平小屋はもうすぐです。
11:46 聖平小屋到着。 同じ頃、ヤマオは上河内岳を通過中
霧で何も見えないと写真が送られて来ました。
小屋でお湯を沸かし、お昼の準備。思い思いにカップ麺や
アルファー米を食した後、少しだけ乾杯です。
ここでも小屋到着後に激しい雨が降り、間一髪でセーフ!
ヤマオはびしょびしょでテント内でバーナーを燃やして
暖をとっていたとの事を後で聞きました。

今回TJARの大会役員として参加されていた竹内選手と一緒にパチリ!
聖平最後の夕食も自炊です。食事提供はないですが、アルファー米やカップ麺が種類が豊富で
下手な登山ショップよりも遥かに種類が豊富でした。
(非公式ですが、ランチ営業をしていました。メニューは、丼、カレーのみ)
最後の夕食はドライカレーを作るつもりでしたが、さすがにカレーは飽きたので、
予備食のパスタと、豚汁、コーンスープ、魚肉ソーセージと余っていた行動食を
食べて腹を満たしました。
5日目 最終日です。4時に小屋を出発。下山するだけですが、結構危険なトラバースが続き、
気を抜けません。樹林帯の中を進むので、日の出後も暗く長めにヘッデンを着けて歩きました。
アップダウンが続き、なかなか標高が下がりません
2000m前後を行ったり来たり。 少しイライラしながらも、
5:55乗越を過ぎるとようやく下り基調になりました。
ところどころ、道迷いしそうなトリッキーな小さい分岐がありましたが
地形を見ながら、地図を再確認して、降りました。
出会所小屋跡を過ぎると登山口へ続く急下りが始まりました。
8:22 聖岳登山口到着!
4泊5日の長い縦走が終わりました。

聖沢の登山口まで降りてきました。今日一の良い天気。暑いです!
そこから椹島ロッジに戻り、ザックを置いて喋っていると
東海フォレストのバスが到着。 なんとそこにS間さんが居て、これから
お友達と一緒に、悪沢、赤石を回るとの事。 奇遇にびっくり!
椹島ロッジは非常に快適で、シャワーを浴びて、レストランで祝杯をあげて
早めの昼食を食べて、午後のバスまでアイスクリームを食べたり、
アイスコーヒーを飲んだり、、、
昼近くになるとレストランも混んできたので、
バスの待合に移動して時間を潰していると、
今度はなんと、M藤さんがY城さんと一緒に下りて来ました。
同じ山域に3つのパーティーが入っていることにビックリです。
午後1時 東海フォレストのバスで畑薙ダムの臨時駐車場へ。
そこから静鉄バスのジャストラインで静岡駅まで3時間近くかけて移動しました。
途中、白樺荘に寄って、、、居ました!
ヤマオも無事目標を完遂して、白樺荘の日帰り温泉で汗を流して、
さっぱりとした出立ちで現れました。
話を聞くと、やはり雨で大変だったようですが、目標を完遂した達成感で
気持ちがすごく昂っている様でした。
TJARの選手たちが通った道をバスは静岡駅へ下って行きます。
新東名の新静岡ICを過ぎると何人かの選手が、まだ走っていました。
ゴールまであと数キロ がんばれ頑張れとバスから応援していると、
A柳さんは完全に感極まっていました。
物凄い感動を覚えつつもバスは静岡駅に到着。新幹線の発車まで
1時間ほどあるので、駅ビルでチョッパヤの反省会を開いて
喉を潤し、東京に戻って来ました。
今回、天気に恵まれず、それほど眺望は望めませんでしたが、
4泊5日の長期遠征を怪我なく無事に踏破できた事は、メンバーみんなに感謝です。
悪沢岳が次回の宿題として残りましたが、近いうちにリベンジします。
TJARの選手の皆さん感動をありがとう!皆さんの顔は凄く爽やかでした。
※山行データ
1日目 距離: 3.6km 登り:818m 下り:9m 行動時間:3:04
2日目 距離:13.8km 登り:1,386m 下り:1,352m 行動時間:10:37
3日目 距離:7.2km 登り:564m 下り:725m 行動時間4:57
4日目 距離:8.2km 登り:1,085m 下り:1,200m
5日目 距離:9.8km 登り:259m 下り:1,406m
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山行お疲れさまでした。長い山行も終わってみれば、あっという間。また日常が戻ってきました。早々に、残した宿題を果たしに行きましょう!
katsuさん
ブログありがとうございます
最後まで井上陽水役を全うしていただき、楽しい山行に感謝いたします
またご一緒しましょう(^.^)/~~~
TJARの大ファンです。 皆さんが山で土井陵さんに会えるなんて、すごくうらやましいですw(°o°)w