残雪期 男鹿岳を堪能する。

【日程&コース】
3月31日(日) 前泊
栗生沢登山口5:15-ゲート6:18-男鹿岳10:57/11:28-ゲート15:35-登山口15:30
【メンバー】 L S井  K田  T内  I尚(記)

個人的に関東近隣で残された最後の300名山、ここ数年行く機会に恵まれずやっと掴んだチャンス。残雪期限定ではないが、雪無しの場合は藪が深く、どちらにしても長丁場なので、今回案内してくれたSリーダー、Kさんに感謝です。

出発から2時間以上は林道歩き、雪や泥も交じり地味にしんどい。

取り付き地点からは登山道がないものの、ピンクテープが適度にあり比較的わかりやすい。明瞭な尾根筋を上がっていく。

登るにつれて日が差し明るくなってくるが、さすがに展望までは望めず。会津方面がやや開けたりする程度。

山頂は樹林帯としては比較的明るく、天気が良ければ那須方面が良く望めるらしい。気温も風も穏やかでとても良いコンディションに恵まれる。

しかし、往路を引き返すにはかなり長くて体力的にも気持ち的にもしんどい。
下山口付近にふきのとうスポットがあるらしいが、うまく見つけられず。暖冬でもう終わってしまったか?ちょっとだけ見つけてパチリ。

 

ちなみにSリーダーが予約した前泊地は、登録有形文化財の宿であり、愛想のよい女将さんにお願いして館内を見せてもらう。会津藩松平家や進駐軍にもゆかりのあったという和洋の各部屋は、よく見ると床の間、欄間、障子の細工など、結構職人技のような凝り方。

また出された夕食が結構感動もので、赤身の締まった馬刺、虹鱒の甘露煮、会津つゆ煮しめ、あさつきのお浸し、ふきのとうやよもぎの天ぷら等々、地場の食材をふんだん使った滋味あふれる料理を、宿の三軒隣の酒蔵で入手した国権純米吟醸とともに楽しめたのは良い思い出。

 

標高差は1,400mながら歩行距離22㎞は結構きつかった。しかし10時間ほどで比較的テンポよく行けてよかったです。まだ雪もあり藪に悩まされることも少なく、快適で達成感のある山行となりました。
往復ずっと運転していただいたTさん、本当にありがとうございました。

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