【真夏のスイカ山行】表銀座(燕岳・大天井岳・常念岳・蝶ヶ岳ルート)

【行程】

8月11日(金)　6:45中房温泉―10:10合戦小屋10:45―12:00燕山荘12:30―16:15大天荘
8月12日(土)　4:20大天荘―4:30大天井岳5:45―8:30常念小屋9:00―10:30常念岳10:50―14:44蝶槍15:11―15:50蝶ヶ岳ヒュッテ
8月13日(日)　4:55蝶ヶ岳ヒュッテ―5:00蝶ヶ岳5:15―8:40徳沢園9:00―10:00明神館ー10:10穂高神社奥宮(明神池)ー11:20河童橋11:35ー11:55上高地温泉ホテル

【メンバー】L：A原さん、SL：K田さん、O田(記)

今回の山行は、A原さんの「真夏の合戦小屋でスイカ食べたーい！」という飽くなき欲望から計画されました。

そこに何故かK田さんが「スイカいいよね～。」と仏の心で賛同し参加。

O田は別の山行を計画しておりましたが、天候不順(台風)のため中止して、こちらのスイカ山行(常念岳に行きたかった)に参加させて頂くことになりました。

さてさて、「合戦小屋のスイカを食べる」という目的で、激混み山の日3連休に2泊3日テント泊で、歩程約35Kmの表銀座を歩くという、信じがたい山行の始まりです。

出発は中房温泉登山口。
竹橋(東京)からの夜行バスで6:30頃到着しましたが、さすがは山の日。

早朝から登山客でごった返しておりました。

登山開始から北アルプス三大急登の一つの合戦尾根を登ること約3時間。
あと5分で合戦小屋。

合戦小屋到着～。

みんなスイカ食べてる～。

早速スイカ購入。一つなんと500円！安い！
なんとも、みずみずしく美味しそうなスイカよ。

合戦尾根を登って一汗かいた体にスイカ汁が沁みわたる～。

甘くて本当に美味しいスイカでした。ごちそうさまでした！

本山行の一番のハイライトを終えたので、もう下山してもいい気分でしたが、一応山の会の山行ということで、あとは惰性で山を歩きます。

テントも背負ってきちゃったし。

燕山荘のある尾根まで上がると、それはもう見事な景色。

燕山荘で少々休憩をとり、大天井岳に向けて出発。

槍ヶ岳をバックに山の会の女王と高山植物の女王。

ん～、同じアングルなんだけどね～(笑)
花の「格」が違った。

登山開始から約10時間。ようやくテン場のある大天荘に到着。

もう歩き疲れてヘロヘロです。

テン場は混んではいましたが、なんとか平らな土地を確保でき、お疲れ様ビールで乾杯！

でも風が強くて寒かった。

翌朝、テン場から10分の大天井岳頂上に登り、日の出を待ちました。

残念ながら東の空には雲がかかり、ご来光は拝めませんでしたが、きれいな朝焼けでした。

昨日は午後から少しガスが出てきてよく見えませんでしたが、昨日歩いた稜線はとても美しかった。

輝かしい朝日に照らされた穂高岳と槍ヶ岳を横目に出発！

表銀座の稜線歩きはこの景色が最高です。

本日目指すピークの常念岳が見えてきました。

常念岳手前の鞍部には常念小屋も見えます。

まだこの時間帯は余裕がありました（笑）

常念小屋で休憩したあと、常念岳への急登を登り返し、登頂。

見事な景色でした。

常念岳を出発してから約4時間。
アップダウンの激しい道を歩かされ、ようやく2日目最終ピークの蝶槍に到着。

ここまで、本当に辛かった。辛すぎて、その間の写真を全然撮ってない(笑)

蝶槍から蝶ヶ岳へ向かう途中、雷鳥の親子に遭遇。
雷鳥との遭遇に疲れも吹き飛びました。一瞬だけ(笑)

2日目のテン泊地、蝶ヶ岳ヒュッテにようやく到着。

初日より2日目の方が楽だと思っていたけど、全然そんな事はなく、約10時間の歩程でヘロヘロでした。

翌朝、テン場から3分の蝶ヶ岳山頂へ上りご来光を拝みました。

朝日に照らし出され、穂高岳と槍ヶ岳のモルゲンロートは素晴らしかった。
これぞ蝶ヶ岳の醍醐味です。

長塀尾根を降って徳沢園に到着。

徳沢園の名物コーヒーソフトで下界のスイーツを堪能。
ほんとにコレ美味しくて、疲れが飛びました。

帰るまで時間もあったので明神池経由で歩き、河童橋に到着。
もうここまで来ると観光地です。

このあと、上高地温泉ホテルの日帰り湯に浸かり、臭い汚物から人間に戻って帰路につきました。

 

今回のスイカ山行を計画いただいたA原さん、いつもありがとうございます！

スイカだけの目的で、この山行を計画できる実行力には脱帽しかありません（笑）

 

あと、K田さんとご一緒する山行はいつも晴天に恵まれ、本当にご利益すら感じます。

これからもK田ブルーの空を私に見させて下さい。ありがとうございました！

それでは、次の山行もよろしくお願いします。